震災から1週間が経過した。率直に言って政府の稚拙極まりない救済計画により、本来失われなくても良い命が失われてしまうのではないかと深く危惧している。 その理由は、政府の救済オペレーションが阪神淡路大震災の時と殆ど変らないからだ。 簡単に言えば、避難所に食糧、水、暖房用燃料そして毛布、衣類と言った支援物資を納入し避難民の命を繋ぎ、その間に仮設住宅を建設し順次移転さすと言う物だ。 併行して、道路、水道、ガス、電力そして通信等のライフラインを復旧さす事は言うまでもない。 私は阪神淡路大震災を最も被害の大きかった神戸市東灘区で経験したが、被害の深刻だった被災地は神戸を中心に精々南北4KM、東西30KM程度だったと記憶している。 支援の中核となる地方行政組織はダメージは受けたものの健在であったし、支援のベースとなる近隣都市も大阪を筆頭に充分に機能した。 これは余りマスコミで報道されなかったと記憶してい
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