「韓国メディアの報道などによると、国際社会が経済制裁を強めるなか、北朝鮮政府が外貨獲得の手段として国外で展開しているレストランの経営が厳しくなっている。韓国の情報機関は、北朝鮮が国外に構えているレストランは約130店舗で、そのうちおよそ100店舗が中国にあり、年間の平均外貨収入は1億ドルを超えて主要な外貨資金源だと推定している」 ▲スパイたちが愛するのウィーン市の風景(2013年4月、撮影) 海外の中国反体制派メディア「大紀元」日本語版の上記の記事(3月4日)を読んでいると、音楽の都ウィーンにあった北朝鮮直営の「平壌レストラン」を思い出した。当方は数回、そこで夕食を取ったことがある。レストランでは知り合いも出来た。もちろん、名刺交換などはできないが、ウエーターの李さんだ。なぜ李さんと知り合いになったかというと、理由は簡単だ。レストランで英語かドイツ語で意思疎通できた店員は李さんしかいなかっ