年収が低く人の結婚の意義とは?(アゴラ編集部) ■年収が低いことで婚活に消極的になるべきではない 私自身、社会保険労務士として事務所を構え、何とか食べてはいけているが、恥ずかしながら、まだまだ生活が楽なわけではないので、結婚には消極的であった。 だが、最近は考え方を変えた。 さすがに無職では困るが、ちゃんと職を持っていて、結婚願望があるならば、年収が少ないことでためらわず、男性も女性も、積極的に婚活をすべきだと考えるようになったのだ。 私がそう考えた理由は3つあるので、順番に説明していきたい。 ■2人のほうが生活コストが下がる 第1は、結婚による生活コストの共通化によって収支改善ができることである。 例えば、年収300万円の男性を想定してみよう。月収に置き換えると、額面で25万円である。 税金や社会保険料などで概ね2割は天引きされるので、手取りベースでは20万円程度になる