ユーザー企業の情報システムは、これまでは統合基幹業務システム(ERP)など基幹システムや社内業務システムなどを中心としたトラディショナルなシステムであるSoR(Systems of Record:記録のためのシステム)でした。 事前に予測された量を処理するオンプレミスシステムなどの基盤を構築し、手動オペレーションによる、正常性や安定性、堅牢性などの要件が求められた既存ビジネスの業務効率化やコスト削減が目的の中心となっていました。 一方、IoTやAI、Fintech、マーケティングオートメーションなどの新たなビジネス基盤となるSoE(Systems of Engagement:協働のシステム)が進み、新ビジネスの創出や顧客経験の改革を支援する動きが加速しています。情報の処理量や負荷に応じて柔軟にリソースを伸縮するクラウドサービスを利用し、APIによる自動構築や自動オペレーションが可能な迅速性