Gartnerによる「エンタープライズアーキテクチャ」の定義には、面白い表現が含まれている。 「エンタープライズアーキテクチャ(EA)は、破壊的変革の影響に対する企業の対応を積極的かつ総体的に導くための専門領域であり、望ましいビジネスのビジョンと成果の実現に向けて実行すべき変革を特定し、分析することによりこれを行う。EAは企業やITリーダーに対して、関連する事業領域で起こっている破壊的変革を収益化するビジネスの成果目標を達成するために、ポリシーおよびプロジェクトをいかに修正すべきかを意思決定しやすい形で推奨することによって価値を提供する」 Gartnerはこの世界におけるIT部門の位置づけについて、IT部門の認識を方向付けているが、同社がEAとその実践者を「破壊的変革」を引き起こす役割を担う存在であると位置づけていることは注目に値する。 破壊的変革という言葉は今や「イノベーション」に代わる