米7月新車販売台数は、ビッグ3のうちリコールを相次いで発表中のGM以外は予想を上回った。労働市場の回復が支えとなったほか、銀行がサブプライム層の自動車ローン借り入れを緩和させており前月に続き金融危機以前の水準を取り戻している。全体的には引き続き、スポーツ多目的車と高級車がけん引していた。 オートデータが発表した米7月新車販売台数は、年率1640万台と市場予想の1670万台を下回った。2006年7月以来の1700万台突破が迫った前月の1692万台に届かなかったとはいえ、好調なペースを維持している。なお米自動車情報サービス会社エドマンズ・ドットコムの2014年見通し「1640万台」が視野に入り、2006年の1650万台に次ぐ販売台数を記録する期待が膨らむ。 以下、ビッグ3をはじめメーカー別動向。 GMは前年同月比9.4%増の25万6160台だった。市場予想の前年同月比11.0%増を下回ったが、