調査会社のIDC Japanは「国内産業分野別 企業規模別 IT支出動向および予測」を発表しました。 同社によると、2016年の国内IT市場規模は14兆5683億円、前年比成長率はマイナス0.4%。100人未満の小規模企業が特にマイナス成長と指摘しています。 同社による2016年の企業規模別の予想は次の通り。 従業員100人未満の小規模企業 円高傾向が進み国内経済が不透明な状況が継続しているためIT支出の抑制傾向が続き、前年比マイナス成長。 従業員100人~999人の中堅中小企業 多くの企業でセキュリティ対策など最低限のIT支出にとどまる中、一部の製造や小売、サービスなどでシステム刷新/導入案件があるとみて、小幅なプラス成長を予測。 従業員1000人以上の大企業 前年比成長率1.3%となり、IT投資が回復。背景には大手金融機関の大型案件の継続のほか、大手小売や運輸でのオムニチャネル化対応、