ウェザーニューズは3月18日、10年に1度開催される国際的な防災戦略について議論する国連主催の「第3回国連防災世界会議」で「災害時ネット住民に何ができる?」をテーマにしたパブリックフォーラムを開催した。 東日本大震災で気づいたネットのパワー 2011年3月11日に起きた東日本大震災では、電話や携帯電話などがつながりにくい状態に陥いる中、安否確認や情報共有の手段としてインターネットが活用された。TwitterやFacebookなどのSNSによって誰もが手軽に情報発信や情報共有ができる一方で、信頼性の問題も取り沙汰され、よくも悪くもネットの影響力がフォーカスされたきっかけにもなった。それから4年がたった今、スマートフォンの普及が進んだことに加えて、当時はなかったLTEの登場などインフラ面でも変化が起きている。 ネットのパワーを「減災」に役立てられたらもっと災害に強い社会ができるのではないか──