暗号化型ランサムウェア「TeslaCrypt」のマスターキーが、同ランサムウェアの開発者の手によって公開された。この急転直下の幕引きにより、その脅威は終息に向かうことになる。 TeslaCryptはしばしばゲーマーを標的にしてきており、エクスプロイトキットが仕掛けられたウェブドメインや、フィッシングキャンペーンを介したダウンロードによってシステムに感染する。システムに感染したTeslaCryptはランサムウェアとしての活動を開始し、ユーザーファイルを暗号化し、身代金(通常の場合は仮想通貨であるBitcoin)が支払われるまで、特定の画面を表示し続け、PCへのアクセスを制限する。 TeslaCryptが大きな問題となったのは、同ランサムウェアの開発者らの活動が活発であったため、研究者らがランサムウェアの弱点を見つけ出すよりも早く、さらに洗練された新しいバージョンが世に放たれていたためだ。 セ
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