2045年には、コンピューターが人間の知性を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)を迎えると言われている。今回は、世界中の科学者や研究者を訪ねその最前線を取材したNHK スペシャル「NEXT WORLD 私たちの未来」制作チームから、番組ディレクターの岡田朋敏さんと立花達史さん、プロデューサーの小川徹さんの3人が登壇。クリエイティブディレクター加賀谷友典さんと、電通の澤本嘉光さんと未来のテクノロジーと表現について語り合った。 シンギュラリティーを人はどのように受け入れるか? 加賀谷:人がなぜ「いい」と感じるかというような、意識の部分はまだ解明されていませんよね。 岡田:まったく分かっていないと言っていいと思います。意識がどうやって生まれるのかについては、取材すればするほどものすごい数の理論があって混沌としています。 加賀谷:僕は「necomimi」という、脳波で動くコミュニケーションツール
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