米Ford Motorは2月10日(現地時間)、人工知能(AI)を手掛ける米新興企業Argo AIに向う5年間で10億ドル投資し、完全自動運転技術を共同開発していくと発表した。Fordは2021年までに、米運輸当局のNHTSAが「レベル4」と定める完全自動運転が可能な自動車を量産する計画。 Argo AIは、米Googleの自動運転事業(現在はAlphabet傘下のWaymo)でハードウェア開発ディレクターを務めたブライアン・セルスキー氏と、米Uberのエンジニアリングのトップだったピート・ランダー氏が2017年に共同創業したAI企業。2人は自動運転の研究で知られる米カーネギーメロン大学(CMU)のNational Robotics Engineering Center出身だ。セルスキー氏がCEOを、ランダー氏はCOO(最高執行責任者)を務める。