「iPhone」と「iPad」を狙った新種のマルウェアによって、膨大な数の端末が大きな危険にさらされている。ユーザーに気づかれることなく、ジェイルブレイクされていない端末にも感染するからだ。 セキュリティ企業Palo Alto Networksが「AceDeceiver」と呼ぶこのトロイの木馬は、エンタープライズ証明書なしで「iOS」搭載端末に自らをインストールする。 Palo Alto Networksのセキュリティ研究者であるClaud Xiao氏は米国時間3月16日、「AceDeceiverは、Appleのデジタル著作権管理(Digital Rights Management:DRM)機構『FairPlay』の設計上の脆弱性を利用して、iOS端末がジェイルブレイクされているか否かにかかわらず悪質なアプリを端末にインストールする。この手のiOS向けマルウェアを見るのは初めて」とブログに