IBMは米国時間12月6日、「IBM Watson for Cyber Security」のベータプログラムを拡充し、企業とも連携していくと発表した。Fortune 500に名を連ねる世界の企業が「IBM Watson」の認知コンピューティング能力を用い、サイバー犯罪に立ち向かう。 Watson for Cyber Securityはハッカーと戦っていくためのプロジェクト。1年にわたる研究の後、5月に複数の大学と連携し、セキュリティ関連データのさらなる蓄積を目指していた。今回、金融やヘルスケア、保険、自動車関連などの業界でも同プロジェクトを推進していくという。 ここでのWatsonの目的は、機械学習や自然言語処理といった人工知能(AI)テクノロジを用いて、構造化の有無にかかわらず膨大な量のデータを分析し、サイバーセキュリティの専門家らによる脅威の特定を支援することだ。 今回Watson f