総務省は2015年7月28日、「平成27年版情報通信白書」を公表しました。 今回は、「第2部 第4節 ICT化の進展がもたらす経済構造の変化」から、IoTの実現がもたらす経済的効果についてまとめてみたいと思います。 IHS社の調査によると、2013年時点でインターネットにつながるモノ(IoTデバイス)の数は約158億個であり、2020年までに約530億個まで拡大すると予測しています。 出所:平成27年版情報通信白書 IHI調査 成長率の観点からは、自動車や産業の分野でのIoTが注目されています。 出所:平成27年版情報通信白書 IoTの適用分野の例では、エネルギーやヘルスケア、工場の生産性の向上、社会インフラの効率的な管理など、幅広い領域での活用が見込まれています。 IoTは様々な産業や分野への浸透を通じて、大きな経済的効果をもたらすと予想され、IDC は、2014年に約6,500億ドルだ