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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月11日、同日午前8時48分に内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から打ち上げ予定だった超小型ロケット「SS-520」4号機の打ち上げを延期したと発表した。「天候が必要な条件を満たさなかったため」という。新たな打ち上げ日時は改めて告知する。 SS-520 4号機は、直径約52センチ、全長約9.54メートルと電柱大のロケットで、東京大学が開発した重さ約3キロの超小型衛星「TRICOM-1」を宇宙に送る。民生品を使うなどして打ち上げ費用を抑えている。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月29日、地球をドーナツ状に取り巻く放射線の帯を探査する衛星「ERG」(エルグ)を報道向けに公開した。2016年度中に内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)からイプシロンロケット2号機で打ち上げるという。 地球の赤道上空には、数千キロから約3万キロの範囲で、放射線がドーナツ状に取り巻く「ヴァン・アレン帯」が広がっている。この放射線は、人工衛星のコンピュータを誤作動させたり、宇宙飛行士の被ばくを引き起こしたりする恐れがある。 ERGは、ヴァン・アレン帯の中心部に長時間滞在し、ヴァン・アレン帯を構成する高エネルギーの電子がどのように生まれるか――などを調査するという。 関連記事 木星の衛星「エウロパ」で水蒸気が噴出、「海」の成分解明へ NASAが発表 木星の衛星「エウロパ」の表面から水蒸気が噴出している可能性があるとNASAが発表。エウロパの表面下に液体の水の「海
協力内容は、トルコが保有する超小型衛星「CubeSat」をきぼうから放出することと、船外実験プラットフォームでの材料暴露実験の機会を提供すること。JAXAが持つ宇宙開発のノウハウを活用し、トルコが目指す宇宙機関の設立に向けて支援するという。 関連記事 地上400キロの実験室 ISS「きぼう」では何が行われているの? 地上400キロに浮かぶ「国際宇宙ステーション」(ISS)内にある日本の実験棟「きぼう」。無重力という特殊な環境を生かし、宇宙観測だけでなく物理学や医学などさまざまなジャンルの実験が日々行われています。 「ひとみ」後継機、JAXAが計画明らかに 2020年の打ち上げ目指す JAXAがX線天文衛星「ひとみ」の後継機を打ち上げる計画を明らかに。文部科学省が内容を精査し、2020年の打ち上げを目指す。 宇宙飛行士・大西卓哉さん、七夕の夜空へ 宇宙船「ソユーズ」打ち上げ成功 宇宙飛行士・
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月21日、国際宇宙ステーション(ISS)を模した閉鎖環境に2週間滞在する人材の一般募集を始めた。今年2月の実験に続く2度目の募集。被験者に協力費として38万円を支払う。応募は8月3日まで。 筑波宇宙センター(茨城・つくば市)にある宇宙を模した閉鎖環境下に、13泊14日にわたって滞在する実験。国際宇宙ステーション(ISS)での長期間滞在を想定し、外出やスマートフォンの持ち込みを禁じる。被験者は計算などの単純作業やロボットの製作、ディベートなどを行うほか、保存食を食べるなどして過ごし、ストレスの状態をチェック。結果は宇宙飛行士の精神面の健康管理に生かすという。 募集対象は20~55歳の健康な男性で、定員は8人。実施日は9月13~26日を予定している。Webサイトで氏名や電話番号などを入力して応募できる。 同様の実験は今年2月にも実施(関連記事)。8人の定員に
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月14日、運用を断念したX線天文衛星「ひとみ」の後継機を2020年に打ち上げる計画を、文部科学省の審議会で明らかにした。同省が計画を精査し、関連費を17年度予算の概算要求に含めるか検討するという。 ひとみは、X線を専門に観測する衛星として2月に打ち上げられたが、姿勢制御中に操作を誤って高速回転させて分解し、JAXAが4月に運用を断念した。ただ、故障前の試験観測では、銀河団のガスの動きを世界で初めて観測するなどの成果を挙げていた。 JAXAは「(ひとみは)世界唯一の大型X線天文衛星としての活躍が期待されていた」と強調。同様の衛星は、28年に欧州主導で打ち上げ予定の「Athena」までなく、「X線天文学の最も重要な部分が空白期となる」とし、20年には後継機を打ち上げたい考えだという。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月28日、異常が発生していたX線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)の運用を断念すると発表した。両翼の太陽電池パドルが根本から分離した可能性が高いという。復旧作業を取りやめ、原因究明に専念する。 観測にあたって姿勢変更する際に、制御系に不具合が生じ、衛星が異常に回転したと推定している。回転が加速し、機体に負荷が加わった結果、構造的に弱い部位である太陽電池パドルが、両翼とも根元から分離した可能性が高いと判断した。衛星本体にバッテリーを搭載しているものの、残量が少なく、電源の確保が難しいという。 異常発生後も「ひとみ」のものと思われる電波を3回受信し、通信復旧の可能性があるとしてきた。だが、検証の結果、本来の周波数と比べて200kHzの差異があり、別の衛星が発した電波と判断した。JAXAの常田佐久理事は「通信機器が“生きている”かどうかは断定できないが、復旧
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月4日、受け付けを一時終了していた「閉鎖環境適応訓練設備」に滞在する人材の一般募集を再開した。通所5回と入所13泊14日で、協力費は38万円。応募は1月12日まで。 筑波宇宙センター(茨城・つくば市)で宇宙を模擬した閉鎖環境下に2週間滞在する実験。国際宇宙ステーション(ISS)での長期間滞在を想定し、閉鎖環境で被験者が感じるストレスを反映する「客観的指標」(ストレスマーカ)を抽出することで、宇宙飛行士の精神的な健康管理に生かすという。 募集対象は20~55歳の健康な男性で、定員は8人。Webサイトから、氏名や電話番号、住所、過去の診断内容などを入力して応募する。入所は2月5日から。 同プロジェクトは昨年12月24日に募集を開始したが、28日午前までに2000件を超える応募が寄せられ、「選考に支障をきたす恐れがある」として受付を一時終了していた。その後も多
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」の地球スイングバイ後の軌道の計測と計算を行い、同探査機が目標としていた軌道上を順調に航行していることを確認したと発表した。また、同探査機が地球スイングバイを終えたあとに撮影した地球の写真も公開した。 同探査機は12月3日の夕方から夜にかけて地球スイングバイを実施し、日本時間の19時08分に地球に最接近して、ハワイ諸島付近の太平洋上空約3090kmを通過した。地球スイングバイによって軌道を約80度曲げて、スピードは秒速約1.6km上がって秒速約31.9km(太陽に対する速度)となり、目標としていた数値を達成した。 NASA深宇宙ネットワーク局およびESA(欧州宇宙機関)深宇宙ネットワーク局の支援を受けた探査機運用によって、現在、同探査機の状態が正常であることを確認している。12月14日の0時時点は、地球から約415
あかつきは2010年5月に打ち上げられ、同年12月に金星周回軌道への投入を予定していたが、メインエンジンの故障で失敗。今月7日、軌道投入を目指す姿勢制御エンジンの噴射に成功していた。 日本の探査機が地球外の惑星の周回軌道に投入されるのは初めて。 関連記事 「あかつき」から金星の画像が届く 軌道投入成功後、初の撮影 金星周回軌道への投入に成功した探査機「あかつき」が、投入成功後初めて撮影した金星の写真が公開された。 「あかつき」軌道投入は「成功期待できる」 予定通りエンジン噴射 「軍艦のように頑丈だった」 金星探査機「あかつき」が5年越しの金星周回軌道投入に成功したとみられる。設計寿命を超え、満身創痍のはずだが「軍艦のように頑丈だった」と中村プロジェクトマネージャは驚く。 「できることは全てやった」――「あかつき」12月7日に金星軌道再投入 「できることは全てやったつもりだ。本番を成功で乗り
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が初の公式LINEスタンプ「宇宙飛行士と宇宙ステーション」を発売した。宇宙飛行士や国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」「こうのとり」、ソユーズ宇宙船などがスタンプになっている。 スタンプに登場する宇宙飛行士は、現在ISSに滞在中の油井亀美也さん、2016年、17年にそれぞれISSに滞在予定の大西卓哉さん、金井宣茂さんと、ISS船長を務めた若田光一さんの4人。「ミッション完了」「お仕事中」「調子はどうですか?」「宇宙規模で考えよう」などのセリフが添えられている。 「日本実験棟『きぼう』から超小型衛星を宇宙に放出」「宇宙ステーション補給機『こうのとり』を打ち上げるH-IIBロケット」「ISSから地球に帰る時に搭乗するソユーズ宇宙船」――を描いたスタンプも収録。「今から帰ります」「まもなく到着」など日常会話で使用できる。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、火山噴火予知連絡会からの要請を受けて、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)により、噴火警戒が続く桜島の緊急観測を実施し、その結果をWebサイトにて発表した。 ALOS-2による観測データは、は国土地理院や関連防災機関に提供され、地殻変動の解析が行われている。JAXA地球観測研究センターの解析結果によると、桜島の南岳山頂火口の東側の広い範囲で、2015年1月4日と同年8月16日のデータを比較したところ、最大で16cm程度の変位があったことが確認できたという。 このほか、今回の発表では国土地理院による解析結果のリンクも掲載されている。同機構は引き続きALOS-2による観測を継続することにより、防災機関による桜島の監視に貢献すると説明している。
ソニックブームは、超音速飛行時に機体が発生する衝撃波が結合し、落雷のような爆音を発生させる現象。超音速旅客機・コンコルドの超音速飛行はソニックブーム対策もあって海上の高空のみに限定されていた。次世代超音速旅客機の実現に向け、ソニックブームの低減は重要な課題の1つだ。 試験飛行は、JAXAが低ソニックブーム設計概念の実証を目指しスウェーデンで実施している「D-SENDプロジェクト」の一環として7月24日に実施。試験機は気球で高度30キロまで浮上した後に切り離され、落下速度によって超音速に到達。マッハ約1.3・角度50度でダイブさせ、その際に起きたソニックブームの計測に成功した。試験機は実験場内に安全に着地したという。 関連記事 NASA、“空飛ぶ円盤”の飛行テストを開始へ “空飛ぶ円盤”の試験飛行準備が整った、とNASA。近く飛び立つこの円盤は。 山崎さん乗せたディスカバリー着陸 現地から写
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2020年度に試験機打ち上げを目指す新型基幹ロケット「H3ロケット」の開発が進んでいる。激化する海外勢との競争を勝ち抜くべく、「常にマーケティングしながら開発している」──JAXAが7月8日開いた説明会で、H3プロジェクトチームの岡田匡史プロジェクトマネージャが新型ロケット開発の背景を語った。 H3は、H-IIAの後継として、三菱重工業が中心となって開発に着手。全長はH-IIB(56メートル)を上回る約63メートルで、静止トランスファー軌道への打ち上げ能力は6.5トン程度とH-IIAより向上させ、人工衛星の大型化に対応する。太陽同期軌道への打ち上げ費用はH-IIAの半分・50億円程度に抑えることを目指し、打ち上げスケジュールを柔軟にするなど顧客サービスを向上させる。 「このままでは10年後に輸送手段が維持できなくなる」 H-IIAの課題とは 現行機のH-I
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月2日、新型基幹ロケットの名称を「H3ロケット」に決定したと発表した。2020年度に試験機1号機の打ち上げを目指している。 「日本がこれまで積み上げてきた大型液体ロケットの技術を受け継ぐロケット」として、大型液体酸素/液体水素ロケットを表す「H」を継承した上で、「H-IIA/IIBロケットから機体構成を根本から見直した」として「IIC」とはせず「3」とし、「H3ロケット」(エイチ・スリー・ロケット、短縮形:H3、英語名:H3 Launch Vehicle)に決めた。数字は混同の防止や報道での表記を考慮し、ローマ数字からアラビア数字に変更している。愛称などはプライムコントラクタの三菱重工業と別途検討するという。 H3ロケットはH-IIB(56メートル)を上回る全長約63メートル。打ち上げ費用や発射場整備期間の大幅な削減を見込んでいる。2015年度中に基本設
30メートルメッシュ版として高さ・精度も世界最高水準という。まず日本を含む東アジア、東南アジア域から公開を開始し、順次、全世界の陸地(緯度82度以内)に拡大する。 全世界規模で整備される標高データセットとして世界最高精度の「全世界デジタル3D地形データ」(5メートルメッシュ版)をベースに作成した。科学研究分野や教育、地理空間情報を活用した民間サービスなどでの利用を期待している。 関連記事 「だいち2号」初の観測画像公開 伊豆大島や富士山鮮明に 5月に打ち上げられた陸域観測技術衛星「だいち2号」の初の観測画像をJAXAが公開した。約3メートルの分解能のレーダで撮影した伊豆大島や富士山などの鮮明な画像を確認できる。 「世界最高精度のデジタル3D地図」JAXAが整備へ 「だいち」撮影の300万枚活用、5メートルの精度で起伏再現 JAXAは、陸域観測技術衛星「だいち」が撮影した約300万枚の衛星画
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