「Miraiを操る者が1国のシステムに深刻な打撃を与えられることを見せつけたという点で、極めて憂慮すべき事態」と研究者は受け止めている。 IoTマルウェア「Mirai」のボットネットを使った大規模なサービス妨害(DDoS)攻撃が相次いでいる問題で、今度はアフリカ西部リベリアのインフラを狙った攻撃が仕掛けられ、国家的な障害が発生した。セキュリティ研究者は、何者かがさらなる大規模攻撃のテストを行っていると見て警戒を強めている。 この現象は英国のセキュリティ研究者ケビン・ボーモント氏が11月3日のブログで伝えた。Miraiは米DNSサービス大手のDynや米セキュリティ情報サイトのKrebs on Securityに対する大規模攻撃に利用され、ソースコードも公開されているマルウェア。ボーモント氏らはこうした攻撃を受け、Miraiボットネットの監視サービス「MalwareTech.com」を設置して