火星に過去に生命が存在した証拠はあるのか、液体の水はあるのか、といった火星に関する重要な問いに科学者が頭を悩ませる一方で、一部の人間は、火星には過去にスープが存在したのではないか、という世俗的な問いを発している。YouTubeユーザーのUFO Hunterが、火星の地表の塵にスプーンが半分埋まっているように見える画像を発見したのだ。 問題の画像は、米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「Curiosity」が3月に撮影したものだ。UFO Hunterは米国時間12月20日、この発見を公表し、それが「失われた文明の痕跡」である可能性を示唆した。 胸躍る話だが、この奇妙なスプーンは火星の普通の風景の一部である可能性の方が高い。 人間は何でもない物体に自分のよく知っている特徴を見いだす傾向がある。この現象は「パレイドリア」と呼ばれる。私たちが想像力を働かせて、雲の中に羊を見つけたり、魚からDona
NASAは無人火星探査車「ローバー」を使って火星の地表の土壌を採取していますが、ローバーでは行けない場所を調査するために、あらたに火星探査ドローン「Extreme Access Flyer」を開発しています。 Extreme Access Flyer to Take Planetary Exploration Airborne | NASA https://www.nasa.gov/feature/extreme-access-flyer-to-take-planetary-exploration-airborne これが火星探査ドローン「Extreme Access Flyer(Flyer)」の試作機。見た目は完全にクアッドコプターのようですが、プロペラはなし。火星は地球と違い空気が薄いため、プロペラで浮上するためにはとてつもなく大きなローターが必要となることから、プロペラではなくガス噴
米航空宇宙局(NASA)は3月5日、43億年前の火星には広大な海が広がっていたという推定を発表した。研究結果は米科学誌「Science」に掲載される。 43億年前に存在していた水量は少なくとも2000万立方キロ。低地となっている火星の北半球に広がり、惑星の表面積のうち19%を占めていたという。地球表面の17%を覆う大西洋に匹敵する大きさで、場所によっては深さ1万6000メートルに達したという。水はその後87%が蒸発し、残りは両極の氷として存在している。 推定はヨーロッパ南天天文台のVLT(チリ)とケック天文台、NASAの赤外線観測施設(ハワイ)による観測結果から得た。火星表面の水(H2O)と重水(HDO)の比率や45億年前の火星由来の隕石を調べるなどし、太古に存在した水の量を推定した。 関連記事 準惑星ケレスに謎の白い点 探査機が撮影した準惑星ケレスの写真に正体不明の明るい点が写っている。
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