日本電気(NEC)は12月2日、一台から数十台の中小規模デジタルサイネージの導入を容易にするクラウドサービスパック「PanelDirector(パネルディレクター)for Cloud サービスパッケージ」を商品化し、同日より販売活動を開始すると発表した。販売目標は、今後3年間で100ユーザー、1000セット以上。 国内のデジタルサイネージ市場は、商業施設や交通機関における活用に加え、インバウンド需要の増加などに伴い、2015年度で2394億円、2020年度には7920億円に成長することが予測されている(出典:三菱総合研究所「デジタルサイネージの市場動向と可能性」)。同社では、デジタルサイネージの導入を支援するシステムとして、オンプレミス型の「AdWindow」や「美映エル(ミハエル)」を提供しているが、今後の市場では、導入がより容易なクラウドサービス活用のニーズ拡大も見込まれているという。