10月14日、東京・渋谷ヒカリエで第54回宣伝会議賞の審査員によるトークショーが開催され、当日は100人以上が来場。第1部には博報堂の下東史明氏、第2部には電通の磯島拓矢氏が登壇した。 本稿では、磯島氏の講演をレポート。自身が手がけてきた作品を例にとりながら、社会における広告の役割について話した。 広告を通じて新たな価値をつくる 今回の講演テーマは「社会に必要とされる広告を考える」です。それってつまり、「Social」という一言に集約されると思うんです。「Social」はこの4~5年で急速に広告界に浸透してきた言葉で、本当によく使われます。僕は「Social」は非常に大切なテーマであり、キーワードだと思っていて、今日は「Social」という言葉が、広告にとって、コミュニケーションにとって、どういう風に大切なのかということを、僕がこれまでに手掛けた広告を見ながらお話ししたいと思います。 まず
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