2020年の東京オリンピックに向けて、訪日外国人向けの観光ビジネスが盛り上がりを見せている。日本はもともと歴史が長く、また風光明媚な風景に恵まれているにも関わらず、この分野にはそれほど注力してこなかった。しかし、近年は海外、特にASEAN諸国からの観光客が増えている。 3年で3倍、急増する訪日タイ人観光客 背景としては、主に「円安」と「訪日ビザの緩和」が挙げられる。円安により手頃感があることに加え、一部の国では2週間程度の短期訪問や指定旅行会社のパッケージツアーであれば、ビザが免除されるなど緩和が後押しした形だ。各国での中間所得層の増加や、スマートフォンによって情報収集が容易になったことも、これを助けているだろう。 域内の国々のなかでも、日本との国交を樹立してから120年以上が経つ「タイ」からの訪日観光客が急増している。同国は、自動車産業など経済においても交流が盛んなほか、「一休さん」や「
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