任期満了に伴う兵庫県尼崎市長選は21日投票、即日開票の結果、無所属新人の元県議、稲村和美氏(38)が、元市議、吉岡健一郎氏(50)ら無所属3新人を破り初当選した。 女性市長として初の30代で、2008年に41歳で初当選した伊東香織・岡山県倉敷市長の記録を塗り替え歴代最年少となる。引退する白井文市長と2代連続の女性市長就任も全国初。投票率は29・35%で過去最低だった。 当選を決めた稲村氏は同日夜、市内の選挙事務所で支援者約50人を前に「若い人も動けば市政は変わっていくということを実感してもらえるようにしたい」とあいさつ。同時に「財政再建は道半ばだが、ピンチをチャンスに変えていくという(白井市政が始まった)8年前からの原点を忘れないようにする」と抱負を述べた。 駆け付けた白井氏も「8年間の市政をしっかりと市民が評価してくれた」と強調した。 稲村氏は神戸大大学院修了後、証券会社勤務などを経て0