日本脱カルト協会(JSCPR、西田公昭代表理事)は8月24日、立正大学(東京都品川区)で夏季公開講座「子どもの虐待と家族・集団の構図」を開催した。外部からは見えにくい集団や家族内での虐待の背景を探り、その解決のために必要な具体的対応や支援の方法、連携のあり方を当事者や専門家と共に考えるというもの。 はじめに同会理事の山本ゆかり氏(自己啓発セミナー系団体ホームオブハートの脱会者による「MASAYA」こと倉渕透グループ問題を考える会代表)が、集団・家族内での強固な信念や信仰に基づく虐待事例、カミングアウトした「二世」による書籍、社会における対応の現実などを紹介。次いで「スピリチュアル・アビューズとは何か」と題する藤田庄市氏(ジャーナリスト、写真家)の講演と楠山泰道氏(日蓮宗大明寺住職、立正福祉会「青少年心の相談室」元室長)との対談、家に帰れない女性のためのケアハウス「いのちの家LETS」に携わ