諦観の舞台裏 前回小ネタで書いたエントリが、はてな近辺で、やたら反響があがってしまったので、実は結構当惑してました。 こういう話が受けるのかねえ。 実はあのアフォリズム、私が諦観云々という話ではない。 生きるのが息苦しそうな、とびきり優秀な同世代の友人たちのことを思って、言葉にしたものだったからだ。 ぼくはまあ、企業研究所に勤めているロスジェネ世代のサラリーマンなわけです。 で、うちの会社の研究所とか、大学の研究室とかで、私の前後の世代の「いちばん優秀なレベルの奴ら」を見ると、どうも結構みんな苦しんでいる。 何に苦しんでいるかというと、「周りのレベルが低いこと」に対して、苦痛を感じているわけだ。どうも、このロスジェネ世代、幸か不幸か、そういう人の比率が高い。 * ロスジェネで、優秀で野心のある人間というのは、あちこちの大学やら研究室やら渡り歩いて、ときにはアメリカに行ってみたり、流