「ハーバード大学図書館、朝4時の風景と壁に貼られている20の名言」や「隣の席が黒人だと憤慨した白人女性にキャビンアテンダントが取った対応は、黒人をファーストクラスに連れて行ったというもの」「ゲーセンで出会った不思議な子の話」などのエピソードをFacebookやTwitterで目にした、あるいは良い話としてシェアや拡散した読者もいるのではないだろうか? 実は、これらは虚偽の情報だ。それ以外にも「共感したらシェア」「すごいと思ったらシェア」などの一文を添えて拡散される画像や投稿は枚挙にいとまがないが、そのほとんどが同様のものだ。STAP細胞騒動もその一種だが、いくらすごい話、良い話でも、虚偽に基づくものであれば、その価値はないに等しい。何よりもそれを評価し、広めた自分自身があとでバツの悪い思いをすることになる。原発事故後の放射能について、不安を煽るような情報もネット上には溢れかえった。人はなぜ