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原作版ナウシカのお話なのである。長文なのである。ネタバレなのである。いまさらネタバレを気にする作品なのかどうか分からないけど。 宮崎駿氏の手による原作版「風の谷のナウシカ」は、言うまでもなく素晴らしいエンターテインメント大作であり、数々の魅力的なキャラクターを擁してもいる。 本エントリーでは、そんな魅力的なキャラクター群の中でも「指導者的立ち位置」にいる人達に着目して、マネージャーとしてのナウシカキャラを分析したり適当にだべったり思いつきを書き連ねてみたりしたいと思う。 1.ナウシカにおける「指導者」とは誰か。 ナウシカという作品には、様々な組織や勢力が登場して、衝突したり協力したりすれ違ったりいがみあったり、それぞれの組織が色んな展開を見せる。トルメキアとか、土鬼(ドルク)諸侯連合とか、風の谷を含む辺境諸国とか、蟲使いとか森の人とか、とにかく色んな勢力がある。 当然、それぞれの組織にはマ
学習院身体表象の担当ゼミ(批評研究)で、以下のようなレジュメの発表を行いました。 2013.10.2-9 マンガ・アニメーション芸術批評研究(3限) 宮崎駿『風の谷のナウシカ』マンガ版と「読みにくさ」 夏目房之介 ※以下のメモは、今秋提出の当専攻博士課程後期・砂澤雄一の『風の谷のナウシカ』についての博士論文に触発されたものである。 1)『ナウシカ』マンガ版は読みにくいのか? 阿部幸広「究極の、そして最も幸福なアマチュア-マンガ家としての宮崎駿」(「ユリイカ 臨時増刊 宮崎駿の世界」青土社 1997年)をはじめ、『ナウシカ』マンガ版を「読みにくい」とする意見が複数ある。夏目自身は、違和感は多少あるが、それほど読みにくいとは感じていなかったので、少し意外であった。直観的には、宮崎のマンガ観が50年代の読書体験によって形成され、古典的な表現形式を踏襲しているために、現在のマンガ形式になじんだ読
スタジオジブリの宮崎駿監督が9月6日、東京・吉祥寺のホテルで引退記者会見を開いた。鈴木敏夫プロデューサー、星野康二社長も出席。このもようはニコニコ生放送でライブ配信された。 宮崎監督は「何度もやめるといって騒ぎを起こして来た人間なので、どうせまただろうと思われていますが、今回は本気です」と長編アニメからの引退を宣言した。 今後のスタジオジブリについては、鈴木プロデューサーが11月23日公開の新作「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)について「目処が見えてきた」と紹介したほか、来年の夏を目指して新作を製作中であることを明かした。 続編を期待する声もあった「風の谷のナウシカ」について会場から質問が飛ぶと「ナウシカ2はありません」と宮崎監督自ら否定した。 会見の詳細は追ってお届けする。 advertisement 関連記事 宮崎駿監督の「公式引退の辞」全文 「ぼくは自由です」 「長編アニメーションでは
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