STAP細胞の問題で、山梨大学は論文の共同著者の若山照彦教授について厳重注意を行うとともに、「発生工学研究センター」のセンター長の職務を3か月間停止する処分を発表しました。 これを受けて、若山教授から山梨大学の学長に対して、自身が務める「発生工学研究センター」のセンター長を辞職したいという申し出があり、大学の特別委員会で処分を検討してきました。 その結果、若山教授の研究不正行為は認定されていないものの、社会に重大な影響を及ぼし、大学のイメージを損なう面があったなどとして、山梨大学は6日付けで若山教授に対して厳重注意を行うとともに、「発生工学研究センター」のセンター長の職務を先月10日から3か月間停止し、この間の管理職手当を支給しないことを通知しました。 若山教授は「今回の事態を招いた責任を痛感しており、真摯(しんし)に受け止めています。今後は細心の注意を払いつつ、教育と研究に全力で取り組む