「まばたき」をしている間に目の前の世界が変わったら・・。 幼い頃からずっとそんなことを思っていた。 忘れた頃に思い出しては、不思議と不安が混ざり合い何とも言えない気分になった。 「まばたき」の速さは平均で100 - 150ミリ秒らしいのでその間に大きな変化があることはないのかも知れないが、それでも目を閉じた一瞬の暗闇があったことは事実である。 絵本『まばたき』を読んだ。 まばたき (えほんのぼうけん67) 作者: 穂村弘,酒井駒子 出版社/メーカー: 岩崎書店 発売日: 2014/11/26 メディア: 大型本 この商品を含むブログ (1件) を見る 読み終えた時、息を止めている自分に気がついた。 文と絵が見事に調和している素晴らしい絵本だと思う。 穂村弘さんが書かれた文はこの絵本1冊の中に「19字」しかないのだが、それだけで十分伝わってくるものがある。酒井駒子さんの絵は可愛らしいのにどこ