人工知能に小説を書かせる試みを描いた『あなたのための物語』や、第三五回日本SF大賞を受賞した短編集『My Humanity』で知られる長谷敏司は、ライトノベルやSFを行き来しながら、意欲的な作品を送り出してきた。 『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』は、実に一〇年ぶりとなるSF長編である。SF、ダンス、介護という三要素が、身体という一点で結び付いていく。 リターンマッチしなければ作家として先へは進めない 人工知能=人間のように考えるコンピューターの研究を進めるうえで、身体性への注目が高まっている。人間は脳だけでなく身体を使って考え、身体をセンサーにして世界を知覚しているからだ。Embodied AI(身体性を有する人工知能)という専門用語も存在する。長谷敏司は最新長編で、その潮流にアプローチすることによって新境地を切り開こうとした……かと思いきや、出発点は意外なものだった。 「2014年に
本書には、バックアップ、アーカイブ、リストア、リトリーブ、それらを行う上で用いられる手法、ソフトウェア、サービス、バックアップとアーカイブを保存する際に使用されるハードウェアなど、データ保護に関して必要な知識が全て詰まっています。この20年間に現れた新技術についても触れ、従来のバックアップから最新のIT技術までそれぞれの良い点と悪い点を理解することができます。「バックアップとアーカイブの違い」「テープがあるべき場所」「Microsoft 365やSalesforceのようなSaaS製品をバックアップすべきか」といったバックアップ業界で議論される多くのテーマにも決着をつけています。データ保護に関する決定を下すための重要な基本概念を学べる1冊です。 訳者まえがき 序文 はじめに 1章 データへのリスク:我々はなぜバックアップするのか 1.1 人災 1.1.1 事故 1.1.2 悪いコード 1.
クラウド上のシステムの安全はどこから手をつければいいのか? AWSのセキュリティ、その考え方と実践 オンプレミス環境中心だったエンタープライズシステムはいまや、クラウド環境への移行が本格化しています。特に、手軽にスモールスタート可能なパブリッククラウドへの移行はすっかり一般的になりましたが、機密性の高いデータを誤って公開してしまったり、適切な設定がされていなかったりと、クラウド環境ならではのセキュリティインシデントが発生するようになってしまったのもまた事実です。 このような現代において、クラウドを主戦場とするシステム管理者/開発者には、従来どおりの、つまり「オンプレミス/クラウド共通の」セキュリティ管理を学ぶことはもちろん、「クラウド特化型の」セキュリティ管理の原則を学ぶことも必須となっています。それは、責任共有モデルなどクラウド固有の考え方を正しく知ることでもあり、同時に、クラウド利用に
本書は、コモンズやデータガバナンス、知識共有、オープン化、知的財産権、パブリックドメイン、デジタルアーカイブ、オープンアクセス等をキーワードに、事例を挙げつつ知識コモンズ研究の展開を捉え、その知見がいかに応用されてきたのかを論じる。情報法や情報政策、図書館情報学に関心のある研究者や実務者、学生に最適の一冊。 はしがき 1章 はじめに―知識コモンズ研究をどうみるか― 1.1 コモンズと知識コモンズ 1.2 知識コモンズ研究の展開 1.3 本書のねらいと構成 第Ⅰ部 知識コモンズ研究の展開 2章 知識コモンズ研究の淵源 2.1 コモンズ研究の出発点 2.2 コモンズ研究の基本概念 2.3 オストロムのコモンズ研究 2.4 小括 3章 知識コモンズ研究の黎明期 3.1 ニューコモンズ研究 3.2 オープンコモンズとしての知識コモンズ研究 3.3 多様化する視点 3.4 小括 4章 知識コモン
独学、手探りで、“雑に”電子工作を続けてきた3人の“先輩”による電子工作実践書。「完成度は低くてもまずは完成させること」を目標に、作りたいものがあるけど入門書の内容だけでは作れないという初心者や、何を作ったらよいのか思いつかない人を対象とし、最低限の技術を身につける方法、雑に使える電子部品など、限界まで敷居の低いノウハウを紹介。1つの技術で数多くの作品を作る方法、「そのうちやろう」問題への立ち向かい方など、アイデアを生み出し、そのアイデアを完成まで導くマインドセットも紹介します。「雑な作品作りでも大丈夫!」という平和な心で、電子工作、ものづくりの初心者を応援します。 正誤表 ここで紹介する正誤表には、書籍発行後に気づいた誤植や更新された情報を掲載しています。以下のリストに記載の年月は、正誤表を作成し、増刷書籍を印刷した月です。お手持ちの書籍では、すでに修正が施されている場合がありますので、
現在リンクトデータは多様な領域やメタデータ全般において展開されている。その結果、領域を超えてメタデータの問題を共通して論じることができる部分が拡大し、かつ多様な領域のメタデータの集約も広く行われている。『知識資源のメタデータ』第2版の姉妹編として、リンクトデータについて網羅的に詳説する待望のテキストブック。 ◎けいそうビブリオフィルで本書の一部内容を公開しています。 あとがきたちよみ『知識資源のメタデータへのリンクトデータ・アプローチ』 はしがき 第1章 知識資源の組織化とメタデータ 1.1 メタデータによる知識資源の組織化とリンクトデータ 1.2 メタデータの種別 1.3 メタデータの基本用語 1.4 メタデータによる組織化のワークフロー 1.5 リンクトデータへの作業ステップ(ロードマップ) 1.6 本書の構成 第2章 リンクトデータの基礎 2.1 ウェブの基本要素 2.2 リンクトデ
仕事をしていると、いかにスピーディーに物事を判断・決断するかが求められがちです。SlackやChatWorkなどのチャットツールによるコミュニケーションが浸透するなか、「即レス」が求められる状況はますます拍車がかかっており、速度の速いやりとりについていけず居心地の悪さを覚えている人もいるのではないでしょうか。 このようにスピード感を増す社会において、すぐに「答え」を出そうとするのではなく、一度立ち止まってみることの重要性を指摘しているのが哲学者の谷川嘉浩さんです。 キーワードは、「ネガティブ・ケイパビリティ(答えを急がず立ち止まる姿勢)」。この姿勢を身に付けることにより、忙しない日々の中に「よどみ」を見つけることができ、少し息がしやすくなるといいます。 そんなネガティブ・ケイパビリティを、私たちはどのように育むことができるのか。話を伺いました。 私たちはスピードの速すぎる社会に疲れている
Kindle Unlimitedで3ヵ月無料キャンペーン(申込は2023/7/12まで)が開催されているので、Unlimited対象となるWeb制作・デザイン・イラスト関連のKindle本をまとめてみました。 こんなに読めれば、十分に元が取れると思います。元といっても0円ですが。Unlimitedは他にも文芸や小説、マンガ、雑誌なども数多く対象となっており、3ヵ月間だけ登録するのもありです。 ※Unlimited対象は、2023/7/5時点の情報です。 まずは、Kindle Unlimitedが3ヵ月無料になるキャンペーンから。 99円とか199円とかはありますが、0円は二度見三度見レベルです。 Kindle Unlimited 3ヵ月無料キャンペーン ※キャンペーンの申込は、7/12まで。 Unlimited対象のカテゴリ別は、下記から。 Unlimited対象: Kindle本全体 U
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