盛岡大の学生による陸前高田市の高田高被災資料の応急処置は18日、滝沢村滝沢の同大で始まった。同大などで組織するいわて高等教育コンソーシアムの被災図書館支援活動。学生たちは「高田高の歴史を物語る貴重な資料を再生したい」と熱心に取り組んでいる。 資料は、津波で壊滅的被害を受けた高田高校舎3階の図書室に残っていた生徒会誌、学校新聞など約千点。校舎取り壊し前の昨年9月、同校教諭と盛岡大図書館職員が回収した。 応急処置作業には同大文学部の図書館司書・学芸員課程などの学生17人に加え、技術指導の遠野文化研究センタースタッフら計約30人が参加。資料の汚れを丁寧に落とし、水洗いから乾燥まで行っている。21日まで作業し、乾燥後は専用のファイルに保管する予定だ。 【写真=被災した高田高資料の水洗作業に励む盛岡大の学生ら】
■福島の子供に本触れる機会を 県立図書館(新潟市中央区)と同館古本再生市実行委員会は21日、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県立図書館(福島市)に向け、児童書100冊を発送する。昨年11月に行われた古本再生市の収益の一部で購入したもので、昨春に続き2回目の寄贈。福島側では車で県内を回る移動図書館で活用し、仮設学校で学ぶなど図書を手にする機会が少ない子供たちに楽しんでもらう予定だ。 古本再生市は家庭で眠る図書の無償提供を受け、県立図書館の資料として収蔵する貴重な図書を除き、一律100円で販売。収益を目の不自由な人のための大活字本の購入やボランティアの活動費に充てていた。 平成23年3月の東日本大震災後、新潟側が同年秋の古本再生市の収益を利用した図書の寄贈を福島県立図書館に申し出ると、福島側から移動図書館用の児童図書の要望があり、大震災1年を前にした昨年3月10日、100冊を購入して贈った
伊東豊雄さんが、建築界のノーベル賞ことプリツカー賞を受賞されました。おめでとうございます。 「建築界のノーベル賞」に伊東豊雄氏 NHKニュース ところで、これを報じたニューヨークタイムズの記事がなんだかおかしなことになっていると、私の中で話題です。 Toyo Ito Wins the Pritzker Architecture Prize - NYTimes.com Toyo Ito, a Japanese architect who broke from Modernism and designed a library that survived his country’s catastrophic 2011 earthquake, was awarded his profession’s top honor, the Pritzker Architecture Prize, on Su
「町の人々の想いが伝わってくるような熱いものがある」「何気ない日常をいとおしむ人たちの気持ちが表れて心を打つ」といった感想を頂いている写真展「大槌の宝箱」。 「大槌みらい新聞」が主催し、大槌のおじいちゃんやおばあちゃんたちが身近で大切な物や人を撮影した写真やお茶っこなどのイベントを行っています。大槌、東京の2会場は既に終了。横浜のさくらWORKS<関内>で開催中です。 実は写真展の企画が最初に持ち上がった時に「もっと他にやることがあるのでは?」と一旦ストップしたのは内緒です。新たなメディアの立ち上げ、町内全戸をカバーする紙の新聞の取材、印刷、配布、フェイスブックページの運用、情報発信のワークショップなど、取り組むことが山積していたので、優先順位が低いように思ってしまったのです。 しかし、大槌みらい新聞は、メディアを創ると同時に、情報発信者を増やして、地域を盛り上げていくというミッションを掲
津波で流失「沿岸郷土資料足りぬ」宮城県図書館が収集仲介 津波被災地の図書館・図書室に配分される予定の地域資料=仙台市泉区の宮城県図書館 宮城県図書館(仙台市泉区)は、東日本大震災で被災した沿岸部の図書館・図書室の本格復旧に向け、不用になった町史や郡史などの地域資料の提供を呼び掛けている。地域資料の多くは非売品のため、県図書館が広く収集して仲介役となり、必要とする図書館・図書室に送る。 南三陸町や女川町など宮城県内の図書館や図書室は、震災の津波で流失するなど大きな被害を受けた。 震災から2年が過ぎ、施設や図書の寄贈を受け図書の貸し出しを再開した施設がある一方、司書らから「地域で大事な郷土資料が足りない」との声も出ていた。 県図書館は昨年秋、地域資料の再整備に向けた支援に着手した。「貸し出しも大切だが、図書館本来の業務は地域資料を収集、整理、保存すること。整備して利活用してもらってこそ図
小冊子「国立大学の東日本大震災復興支援」 PDF(約22MB) 巻頭言 「国立大学の東日本大震災復興支援-震災復興のために、今、国立大学ができること-」 目次 国立大学の東日本大震災復興支援について (A3見開き版PDF) 第1章 『震災発生直後からの被災地への緊急的な支援活動』 ・医療支援活動、学生ボランティア活動、義援金、緊急物資支援、被災学生への対応等の紹介 第2章 『被災地復興のための中長期的な取組』 ・医療・健康支援、メンタルヘルスケア、モニタリング、除染など原子力災害に関する活動、震災などの学術的調査に関する活動、農林水産業や地域の復興計画等の活動、教育支援・ボランティア、記録保存、地域コミュニティを元気づける活動の紹介 第3章 『未来に向けての取組』 ・震災復興や地域防災にかかる恒常的な組織やプロジェクトを紹介 第4章 『国立大学の取組一覧』 ・国立大学の復興支援の取組一連、
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3月11日の「震災」ツイート 昨年より2割増「震災」の検索数の推移 祈りに包まれた「3・11」。「震災」という言葉のツイッターでのつぶやきは、2012年3月11日を2割上回った。11年、いっしょにつぶやかれたのは「阪神」が最多。かつての大震災に重ねた発信だ。それが「復興」や「黙祷(もくとう)」に変わり、増えている。ヤフーでの「震災」の検索も1年前より多い。 ビリオメディア 震災2年ビッグデータ分析 ツイッターのデータは「NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション」と「NTTデータ」の協力で収集。東北大学の乾・岡崎研究室が関連語を分析した。検索は、検索大手ヤフーの協力で東日本大震災の発生前から震災2年までを調べた。 ツイッター利用者の増減は明らかでないものの、「震災」とのつぶやきは11年3月11日が約40万件。12年には約55万件、13年は約66万件だった。 続きを読む この記事
被災地に図書館を 陸前高田市の図書館再建のため古本回収をした成果を報告する峰山高校生徒会=京丹後市 ◆峰山高生徒会が寄付金◆ 東日本大震災によって壊滅した図書館の再建を支援しようと、峰山高校生徒会が古本1077冊を同級生や地域から回収し、換金した1万2319円を岩手県陸前高田市に寄付した。生徒会長の2年山下拓海(たくみ)さん(17)ら3人が12日、同校の特別授業「東日本大震災から2年」で報告した。 山下さんらは、陸前高田市と古書買い取り業者「バリューブックス」(本社・東京都)が取り組んでいる「図書館ゆめプロジェクト」を知り、2月に古本の回収を始めた。古本を送ると同社が査定、換金して陸前高田市に寄付する仕組みで、1月末で約56万冊、約1千万円が寄付されたという。山下さんは「4月からは地域の人にお願いしてもっと回収したい」と話した。 豊富なコンテンツをお読みいただくには、会員登録が必要です。
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