【ベルリン篠田航一】ドイツの野党・緑の党のジェム・エズデミル代表(48)が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を支援する活動「アイス・バケット・チャレンジ」に参加した際の映像が波紋を呼んでいる。氷水をかぶるエズデミル氏のわきに、大麻の草が映っていたためだ。ドイツでは医療・学術目的を除き、大麻の所持や栽培は違法だ。DPA通信によると、検察当局も「事情を調べている」と捜査に乗り出す構えを見せているという。 【世界各地のアイス・バケット・チャレンジを写真で】 エズデミル氏は8月22日に氷水をかぶり、この時に撮影された約30秒の映像が動画サイトに投稿された。この中に、大麻の草が映っていたことから騒ぎになった。撮影場所はベルリンの建物の屋上かバルコニーとみられる。 緑の党は大麻解禁を主張しており、映像についてエズデミル氏は独メディアに「ソフトな政治的声明だ」と説明したため、「確信犯」的な撮影との見