目の不自由な人を11年間サポートし続けた盲導犬の「オリバー」。引退が決まり、第二の犬生を過ごすことになります。 車に乗せられたオリバーが向かう先は、元飼い主の佐藤さん宅です。佐藤さん家族は、パピーウォーカーとしてオリバーを生後45日から1歳まで育てた親のような存在です。 幼いころに散歩した懐かしい風景がオリバーの瞳に映ります。車から景色を見続けるオリバーは何を感じているのでしょうか。遠い記憶を思い出しているのでしょうか。 老犬になり腫瘍を抱えたオリバーと暮らしたい! オリバーの到着を今か今かと待ちわびているのは、佐藤雪子さん(64歳)と晃子さん(31歳)親子です。 盲導犬という過酷な仕事に従事し、人間に貢献してきたオリバーの体には腫瘍があることがわかりました。 娘さんの晃子さんは、そのことを盲導犬ボランティアスタッフから聞き「余生をわが家で送ってほしい。」と引き取ることを決めたのでした。