今再びアントニオ猪木の近辺が騒がしい。 自身が設立したプロレス団体をめぐって、4番目の妻となった女性を交えて義理の息子と骨肉の争い中だ。 これまでも数多くのスキャンダルに見舞われて来た猪木だが、「猪木の常識、非常識」なんて自身が断言するように、そもそも一般常識では測れない器を持つんだから、今回の騒動も起こるべくして起こったのだろう。 そんな猪木の破天荒ぶりが存分に発揮されたイベントがある。1998年に起こった真夏の惨劇。当時ほとんど報道されなかったので、知っている方はかなりの猪木マニアだ! パワーを持て余していたプロレス引退後の猪木 98年7月、千葉県木更津市の金田海岸で1万人規模のビッグイベントが開催された。その名も「狂人乱舞・神威」。 なんだか物騒なタイトルだが、文字通り猪木が狂人と化したのだからたまらない。 当時の猪木は4月にプロレスを引退したばかり。しかし、その闘魂は燃え尽きること