JAZA/WAZA決着今後の課題は 1)JAZAは、今後動物園水族館のあり方を検証する場となりうるのか 日本動物園水族館協会(JAZA)が、世界動物園水族館協会(WAZA)から資格停止の通告を受け、残留を決定するまでに、日本国内でも非常に多くの報道があった。 この流れの中で見えてきたのは、JAZAは会員となった施設の寄り合い所帯なので、その軸となるようなJAZAとしての考え方、規準や方針はない。従って、WAZAの問いかけに対して、最終的には議論なしの投票による決着以外できなかった。もし議論があったとしても、それぞれの立場表明が行なわれる以上になるとも思えず、本来求められていたJAZAとしてのスタンスの確認とは少し異なり、最終的には元々もっていた施設の方針をそのまま進めるだけの結果となったのではないか。 JAZAとしての動物園水族館のあり方/質を検証するせっかくの機会を生かしきれなかったこと