小松秀樹 2011年9月27日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp ○報道 福島民報(2011年9月20日)によれば、福島県と福島県立医大は、総事業費約1千億円で330床を有する放射線医学県民健康管理センターなど5施設 を、5年以内に新設しようと計画しています。これを、東日本大震災の復興計画として、国の第三次補正予算案に盛り込むよう求めています。 復興とは、被災者の生活が再建されることです。私は、東北大学による東北メディカル・メガバンク構想に対する批判で、復興予算を使うことを正当化するため の4条件を提案しました。(「東北メディカル。メガバンク構想の倫理的欠陥」http://medg.jp/mt/2011/09 /vol268.html#more) 1.地元の被災者の生活の維持と再建に直結すること 2.被災者の雇用に直結すること 3.被災
亀田総合病院 小松秀樹 2011年12月26日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp ●村田メール 南相馬市に副市長として総務省から出向している村田崇氏(37歳)から、坪倉正治医師(29歳)に送られたメールが問題になっています。坪倉医師は6年目 の若手医師で、東京大学医科学研究所の大学院生です。震災後、4月より相双地区に入り、5月より、南相馬市立総合病院の非常勤医師として、ホールボディカ ウンター(WBC)による内部被ばくの検査、幼児の内部被ばくを調べるための尿のセシウム検査(体が小さすぎるとWBCが使えない)、検診、被ばくについての健康相談、さらには除染にまで関わってきました。南相馬市立総合病院の医師の中では、被ばくについて、もっとも詳しい専門知識を有しています。 坪倉医師はWBCや尿のセシウム検査の技術的問題についての知識を深めるために、
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