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ブックマーク / blogmag.ascii.jp (16)

  • 遠藤諭の東京カレー日記: 2010年11月

  • 受験生は要注目 - コデラノブログ 3

    金沢学院大学というところで、今年度の入試問題に僕のコラムが使われたそうである。 そう聞いて連想したのは、サマータイムの思い出を綴ったこのコラムだった。 これは公開時からわりと評判が良く、のちに自民党関連団体の会報誌にも掲載されたりした。まあサマータイム推進派へのサービスとして採用されたのかもしれないが、文自体は正面から推進しているわけでもない。 だが実際に入試に使われたのは、「ブログに問われる書く技術、話す技術」というやつだった。約4年前に書いたものだが、これは公開時には評判が悪かった。特にブロガーからは、相当こてんぱんにやられたものである。 しかし今読み直すと、日語の特徴を公平な視点で捉えており、バランス的にも悪くない内容だと手前味噌ながら思っている。他にこの手の日語の特性に興味があるのなら、平坦化イントネーションの事例を扱ったこれも面白いと思う。 難点を上げるならば、問題に使われ

  • ビジネスメールの勘所 - コデラノブログ 3

    週刊誌の「PRESIDENT」が最新刊で、文章の書き方特集をやっているようである。 ビジネス文章の書き方のようなものは、以前から企画書や報告書などいろいろな指南書が出ているわけだが、そこにメールが入ってきているというのがここ数年の特徴である。今の新入社員なら、メールの使い方は慣れたものだろうが、上司や取引先など、これまでには居なかった関係の相手に対してどういうメール文章が望ましいのか、悩むところであろう。 日語には丁寧語、尊敬語、謙譲語など、身分の上下関係を厳しく定義する言葉があり、これらの使い分けはなかなか難しい。しかしまあ、ビジネスの現場にメールが入り込んできてもう10年余りが経過するが、未だに変な日語のメールが送られてきたりもするので、そんなに緊張することもない。 もちろんうまくできるに越したことはないのだが、多少おかしくても、相手に失礼のないように最大限の努力した跡が見られれば

  • 「携帯電話は自転車と同じ」論がしっくりこないわけ - コデラノブログ 3

    「子供に自転車を買ってやるときに、親がその安全性を確認し、安全に乗れるよう指導するものだ。携帯も同じである。」という論調がある。ネットではあまり目立たないが、委員会やシンポジウムなどではよく聞く話である。 親がもっと関心を持つべきという意見としてはもっともだとは思うが、この比喩にはなにか違和感を感じていた。それがなんとなくわかったような気がするので、書いておく。 我々は、自転車事故の何を知っているのか、ということである。たとえば車と自転車の接触事故ということにフォーカスしてみよう。車の交通量の多い大通りと、車通りの少ない住宅地の路地を比較してみる。大通りの方が自転車にとって危険であると思われているが、当にそういえるのだろうか。 1年間の接触事故発生件数でみれば、大通りのほうがたぶん多いだろう。だが、車の通過台数に対する事故発生の割合をみてみると、大通りは交通量が多い割には、事故発生の割合

    klim0824
    klim0824 2009/05/14
    "子供と携帯電話の問題は、活動が大きくなるにしたがって、また大手メディアがこの問題を取り上げるようになって、手順をすっ飛ばして単純化しようとしている"
  • 教え損サイクルからの脱却 - コデラノブログ 3

    いつの世にも、そしてどんなものにも初心者というのは存在して、その人たちをいかに扱うかは、情報社会にとって難しい問題である。特に教える側がエキスパートになればなるほど、初心者とのギャップが大きすぎて、話が噛み合わないことが往々にして起こりがちだ。 仮に丁寧に教えたとしても、相手にそれを理解する知識がない場合、最短で問題の解決に至らせるのは難しい。一番やっかいなのは、教えられる側が「もっと初心者にもわかるように説明してくれ」と開き直る場合である。 仮に「初心者」という層があったとしても、その知識レベルは一様ではない。何ならわかるのか、というところから徐々に掘り返していかなければならないため、ほぼマンツーマンでのやりとりが必要になる。 教える側にとっては、「その特定の初心者がどれぐらいまでの知識量を持っているのか」を知ることに、何の利益もない。従って、「教えるのは面倒」というサイクルに陥っていく

  • 新社会人の心得 - コデラノブログ 3

    桜の花も散り終え、4月もまもなく半ばに入ろうとしているわけだが、新社会人の皆さんはもう寝ぼけて学校に行っちゃったりしなくなったよな。おそらく5月連休までは研修期間というところも多いだろうが、自分が新人を迎えた時のことを思い出しつつ、先輩としてあまり役に立たないアドバイスをしてみたい。 1. 質問は躊躇するな。ただし質問を繰り出すタイミングは考えろ。 2. 同じ質問は2回するな。ここはガッコじゃねぇ。 3. メモは持ち歩け。全部覚えきれるわけないだろ。 4. 自分が「できる」ことはアピールせんでいい。今はマトモかどうかだけアピールしろ。 5. 先輩を見かけや態度で選ぶな。キモくてもすげえ人はすげえ。 6. 新人が即戦力なわけねぇ。今は見て仕事覚えろ。 7. 新人に即戦力を求める会社は全員バカかブラックだから、1秒でも早く仕事覚えて辞める準備しとけ。 8. ブラックでも今すぐは辞

    klim0824
    klim0824 2009/04/14
  • FireFox最短セットアップ考 - コデラノブログ 3

    EeePCはしょっちゅうOSを入れ替えてるので、ネット環境もその都度構築し直しとなる。そうこうしているうちに、だんだんアドオンを入れる手順が定番化してきた。 まず最初に入れるのが、Googleツールバー。現在配布されているβ5では、ツールバー設定も他で使っているものと供用できるので、ほぼ持ってくるだけでブックマーク類のインポートも不要だ。ただレイアウトだけは覚えないようで、毎回Firefoxの検索ボックスを置き換える手順だけは必要となる。 次は「Fire」で検索してFireGestures、「Easy」で検索してEasy DragToGo、「Twitter」で検索してTwitterFox、「menu」で検索してPeasonal Menuをいれて再起動。Peasonal Menuを使ってメニューバーを折りたたむので、FireFoxのメニューバーは消してしまう。またブックマークはGoogle

    klim0824
    klim0824 2009/02/12
    バックアップにはFEBEを使っていたけど、profileフォルダを丸ごとコピーするという手もあるのか。
  • MIAU的08年の総括 - コデラノブログ 3

    我々MIAUが発足したのは、07年10月のことである。なんとまだ1年とちょっとした経っていないにもかかわらず、やることなすこと常に賛否両論、話題を提供し続けてきたという点では、希有な存在となったように思う。とにかく今年は、「インターネット」を巡って様々な思惑が錯綜し、それに翻弄されてきた1年だった。今回は08年にMIAUが取り組んで来た事例をピックアップして、今後の展望を考えてみたい。 昨年1月に行なったのが、「ダビング10について考える」シンポジウムである。ダビング10は今年の7月にスタートしたが、そのルールに落ち着いた経緯、そして運用が開始されたらどういうことが起きるのか、といった点を総括した。さらにパネルディスカッションではB-CAS運用の問題点を指摘、のちに熱く語られることになる廃止論の火蓋を切った。 B-CASに関しては、現在も総務省の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する

  • リアルタイムブログのテストを行ないます - コデラノブログ 3

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  • 負の遺産 - コデラノブログ 3

    僕は子供の頃から物言いが生意気だったためか、同級生によくいじめられたくちである。いったんいじめられキャラが定着すると、例え言動を改めたとしても、あるいは学年が上がってクラスが変わったとしても、なかなか改善されないものだ。 だから僕は、はやく大人になりたかった。大人の世界では、あからさまに無視されたり、物を隠されたりといった子供っぽいいじめはないだろうと思ったのだ。実際に社会人になってからは、大人げないいじめに合うこともなくなった。大人とは、大人なのである。東京は人付き合いが薄いと言われるが、僕にとっては逆にそれぐらい干渉されない方が、暮らしやすかった。 今いじめられキャラが定着している子供たちにも、「大人になるまで頑張れ」と励ましてやりたいところだが、ネットの登場でそうも言ってられなくなった。いい年をした大人のはずなのに、群れを成して大人げない中傷をする者が後を絶たない。そういう殺伐とした

  • ネット規制法がすでに「手柄」になってる現実 - コデラノブログ 3

    今日、ヤフーとネットスターの仕切りで「子供たちのインターネット利用について考える研究会」というのがあって、出かけていった。プレスも相当来ていたので、今日の模様はそれなりにまとまった量の記事になると思うので、内容に付いてはそちらを見ていただくとして、だ。 気になったのが、自民党、民主党の議員にとって、すでに「青少年ネット規制法」というのは、「オレが頑張っていいことした」という手柄に転嫁されていることである。僕らMIAUは自民・民主両党の、かなり初期の法案の段階から入手して精査してきたが、元々の法案はそりゃあひどいものだった。 それを現状の努力義務に丸めたのは、政治家自身の判断による方向転換ではなく、プロバイダの5社声明だったり、参考人招致で正論を述べたマイクロソフトの楠さんらの働きによるものである。そこを努力義務に落とし込んだからこそ、現状の各プロバイダ・キャリアのネットリテラシーへの取り組

  • 法人化記念パーティ - コデラノブログ 3

    昨日はMIAUの法人化記念パーティだった。今年初めから法人化の手続きを進めてきたのだけど、約款を作ったりなにをしたりと、結構時間がかかる。まあそのほとんどは幹事連と事務局長が段取りしてくれて、オレなどははあはあそうですかと頷いていただけなのだけど。 そんなわけで昨日は、法人化記念で日頃からお世話になっている方、今後お世話になりたい方をお招きして、法人化記念パーティを開いた。立で申し訳なかったが、約50名の皆様にお集まりいただいて、ご寄付までいただいて、当に感謝である。そういう皆様に支えられて我々がありますよ。 打ち上げを兼ねてつい3次会まで突入。番のパーティでは何もべずにご挨拶して回っていたので、結構べた。お開きになったのが4時過ぎ。明け方帰るなんてのは、Content's Futureの出版記念パーティ以来のことである。 しかも渋谷でこんなに遅くまで飲んだのは、NHK時代以来。

  • ゼロと透明を証明する話 - コデラノブログ 3

    昨日のMIAU法人化パーティのエントリーで、触れなかったことがある。あまり団体のことばかりを商業ブログで書くのは憚られるのだけど、団体を立ち上げた経緯からずっとこのブログでフォローしているので、その説明責任はあるだろう。 MIAUは法人化する以前から、多摩大学 情報社会学研究所 所長の公文俊平教授にご意見を伺ってきた。というか、我々の活動趣旨から考えても、情報社会学の権威である公文先生にアドバイスを頂くのは、妥当だと考えたからである。 立場として後見人?、顧問?、アドバイザー? とかいろいろな名称が検討された。何か団体の上に就任していただくことになれば、たぶん幾ばくかの顧問料をお支払いするのが筋なのだろうが、我々は収入源がないのでお支払いするお金もない。無料でお引き受け願えませんかと図々しくも申し上げたところ、快く承知していただいた。ただ、責任とか決定権とかが先生のところに行かないよう、ご

  • 日本映像ソフト協会が香ばしすぎる - コデラノブログ 3

    社団法人日映像ソフト協会(JVA)が、デジコン委員会に意見書を提出デジコン委員会に意見書を提出したそうである。で、このニュースリリースに記されている意見書のリンクがものの見事にリンク切れになっていて、そのあたりがいかにもJVAらしい香ばしさを醸し出している。 ご記憶かもしれないが、過去JVAは、たとえタイムシフトだろうが、放送からの私的録画によって直接的な売り上げ減の有無にかかわらず、補償金が必要というリリースを出して、世の中を(゚Д゚)ハァ? のどん底にたたき込んだ。 で、テレビを録画しても直接的な売り上げ減がないという事実は、自分とこの調査で出ている。「DVDユーザー調査 2007」のP.6には、新品DVDソフト購入数減少理由というグラフがあるが、ポイントが2カ所ある。1つ目は 「TVでの放映やそれを一時的に録画して見る機会が増えた」の部分、2つめは「TVでの放映を保存用に録画するこ

  • Anonymousの善意の限界 - コデラノブログ 3

    MIAUの教科書プロジェクトは、若干遅れながらも一応予定通り進行している。たぶんこのまま行けば、最初の2セクションぶんは9月に正式リリースできそうだ。 当初の予定では、7月中にベータ版を一般公開することになっていた。すでにテキストベースでのDTP作業はラフが出来上がっているが、正式リリース前にベータ版を公開すべきかどうか、迷っている。 最初はなるべくネット上の多くの意見を取り入れて制作、進行すべきと考えていた。だが最近はどうも、ネットの善意というものを不特定多数の人に求めるのは無理、というか無謀なのではないかと感じている。やはり人はAnonymousになると、斜に構えたり、ネガティブな意見をぶつけてみたくなる衝動を押さえられないのだろう。そしてそのテーマは、ネットの教科書の内容そのものでもある。 僕はプロジェクトリーダーとして、教科書の制作に関わってきた沢山の協力者のモチベーションを守る責

  • 「日本インターネット報道協会」について再考 - コデラノブログ 3

    先日「日インターネット報道協会」についてのエントリーを書いたあと、ニュースの出所を注意して見るようになった。 そんな中、昨年の記事だが、こういうものがあった。 『あるある』渦中フジ社長、記者クラブ員と豪華宴会 記事は上中下の3部作であるが、昨年のCXの「あるある問題」に対して、記者クラブがらみで取材できなかったという経緯があったようだ。これに奮起して、ネットニュース各社でも記者クラブを、という気持ちは、個人的にはわからなくもない。 ただそれが当に必要かという点は、難しいところだ。例えば仮にこの懇談会に入れたとしよう。そして一般の記者と同じような饗応を受けたならば、彼らは記者クラブの連中と違った記事が書けただろうか。むしろネットニュース社の意義とはこの記事のように、旧態然とした癒着の構造の外側で、粘って粘って張り込みをして情報を取るほうに、価値があるのではないか。 ネットニュースが独自

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