国内外の批判を受け、難民申請者の送還を可能にする規定を含む入管法改正案の国会での成立の見送り、廃案が決まってから約1カ月。6月20日に、世界難民の日を迎える。 この国会審議を巡っては、ことし3月に入管施設で収容中に亡くなったスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんの事案で世論の注目が集まり、強行採決しようとした与党に批判が高まった。SNSでの発信をきっかけに4万筆超えのオンライン署名が集まるなど、一般の人たちがかつてないほど声を上げたことも、廃案への後押しとなった。 そんななか、ツイッター上で「#難民の送還ではなく保護を」というハッシュタグを目にした人もいるだろう。難民支援協会が初めて行ったキャンペーンで、3月から協会の公式アカウントで情報発信を始めると、国会の成立見送りが決まった翌日5月19日時点で延べ24510件のリツイートといいねが集まり、ハッシュタグ付きのツイートは8500以上