楽天・星野仙一監督(66)が本当の正念場を迎える。「短期決戦に勝てない監督」という汚名の返上をかけた一戦必勝の短期決戦が始まるからだ。しかもいきなり未知の関門が待ち受ける。 12日からロッテvs西武のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが始まる。17日からのファイナルステージにどちらが出てきても強敵なのは間違いない。ロッテ・伊東監督、西武・渡辺監督ともに短期決戦を制し、日本一監督に輝いた実績があるからだ。 伊東監督は西武監督時代の04年は2位に終わったが、プレーオフ第1ステージで3位・日本ハムを下し第2ステージでも1位・ダイエーを撃破してリーグ優勝。日本シリーズでも中日を破り、日本一になった。 渡辺監督も同様だ。プレーオフがCSと改称されペナントレース1位はリーグ優勝と改められて2年目の08年にリーグ優勝。CS第2ステージで日本ハムに勝ち、同シリーズでも巨人を倒した。