フジテレビの番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレス選手、木村花さん(22)が、会員制交流サイト(SNS)で誹謗(ひぼう)中傷を受けた末に5月に死去した問題で、フジテレビは31日、制作過程などの検証報告を同社ホームページに公表した。報告は番組関係者などへの聴取に基づくもので、木村さんに対するSNSでの炎上について、「制作スタッフは多くの批判が寄せられることを予見できず、炎上させる意図はなかった」などと結論づけた。 SNSでの炎上の原因となった、木村さんが男性共演者を強く非難する場面については「(一部報道があった)スタッフが木村さんをけしかけ、怒りをあおる様子はなかった」と否定した。スタッフが木村さんに男性共演者にビンタするように指示したとの報道にも、「指示、強要した」との証言はなかったとした。一方で、怒る木村さんに「より適切なアドバイスが必要だった」と反省も記した。