日本維新の会国会議員団は9月4~6日の3日間、脱原発や道州制など党内で意見対立が続くテーマを徹底議論する合同部会を開催する。10月初旬には橋下徹共同代表も加わる政策研究会を1泊2日で行う。議論を尽くして政策の一致点を見いだし結束を図る狙いだが、逆に党内対立が深まる可能性もある。 合同部会で議論するテーマは(1)道州制基本法案(2)エネルギー・原発政策(3)環太平洋パートナーシップ協定と農業政策(4)年金改革と政府の社会保障制度改革国民会議の報告書(5)政府が検討している集団的自衛権の解釈変更--の5項目。 維新は参院選公約で橋下氏らが主張する「統治機構改革による道州制導入」や「既設の原発を2030年代までにフェードアウト」などを掲げた。だが、橋下氏を中心とする大阪系と、石原慎太郎共同代表や平沼赳夫代表代行らの旧太陽の党系との溝は埋まっていない。「フェードアウト」を巡っては石原氏が今月7日の