短編小説集《ショートストーリーズ》“雨の日には” 作品情報 ジャンル:日常(ジャンルの分け方が分からず) あらすじ 食すのではない、積むのだ。茄子こそが格闘家に最適だ。__ ボイスブック この作品はボイスアクター・ようじろうにより音声化されています。 この時期、茄子こそが格闘家に最適だと、佐々木修一は知っている。食すのではない、積むのだ。茄子こそが格闘家に最適だ。 佐々木は総合格闘家である。佐々木は格闘技の合間に日雇い現場へと現れる。いや、日雇いの合間に道場へと現れるのか。ともかく佐々木修一は日雇い現場で得た給料にて生活を繋ぐ。 そんな“日雇い佐々木”にも拘りがある。例えば、今のこの時期ならば仕事は茄子に限るのだ。片道12km、ロードバイクを走らせ現場へと向かう。到着後、入念にストレッチ。即座に動ける身体を作り、その時を待つ。トラックが現れる。10tトラック3台が本日の佐々木に与えられたミ
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