タクシー大手の日本交通(東京・千代田)は12月、スマートフォン(スマホ)アプリで試乗向けに車を配車する取り組みを始める。トヨタ東京販売ホールディングス(東京・港)と連携し、同社のスタッフが運転する高級車ブランド「レクサス」に無料で乗れる。タクシーの利用者層に試乗体験を提供することで、車の販売促進につなげる。日本交通子会社のジャパンタクシー(東京・千代田)の配車アプリ「全国タクシー」を活用する。
業界をめぐる状況は厳しい。国土交通省の統計によると、2005年度を100とした15年度の国内旅客輸送量は鉄道が111、航空が102、乗り合いバスが101と増加する一方で、タクシーは68と大幅に減少した。需要が尻すぼみとなるなか、スマートフォンのアプリを使った配車サービスでは新規参入が相次いでおり市場は乱戦模様となっている。 営業許可のない自家用車での配送サービス、いわゆる「白タク行為」が禁じられていることから13年に日本に上陸したウーバーはハイヤーの配車サービスを提供。メッセージアプリのLINEも同様のサービスを手掛けている。目的地やルートを限定してライドシェア(相乗り)を一部可能にしたサービス「ノリーナ」を展開する「ゼロ・トゥ・ワン」(横浜市)など新興企業も台頭している。 川鍋会長は日本のタクシー業界は地場の零細が多く、特に地方では経営的に死に体の会社も増えるなど課題は多いと前置きしたう
タクシー大手の日本交通(東京・千代田)は22日、求婚をサポートするサービス「プロポーズタクシー」を始める。貸し切りタクシーで思い出の場所や夜景スポットを巡る。宝飾品専門店「アイプリモ」を運営するプリモ・ジャパン(東京・中央)と連携し、利用者の要望を反映する。付加価値のあるサービスを提供して20~30代の需要を掘り起こす。プリモ・ジャパンの都内5店舗で婚約指輪を買った顧客が申し込める。利用者は行
JR東日本は11月7日、JR東京駅 丸の内駅舎(東京都千代田区)の駅前に整備を進めていた「丸の内駅前広場」を12月7日にオープンすると発表した。「重要文化財に指定されている丸の内駅舎とともに、歴史と文化が感じられる丸の内地区を象徴する空間となる」という。 丸の内駅前広場は、中央に配置した歩行者向けの「丸の内中央広場」と、南北両側に配置した「交通広場」で構成される。 丸の内中央広場の広さは約6500平方メートル。隣接する「行幸通り」とのデザインの統一を図り、白を基調とした御影石で舗装した。ケヤキを列植して緑豊かな景観を創出したほか、ケヤキ盆栽と並行してデザイン性の高い3灯式のポール照明も配置。「明るすぎない照明で、ライトアップされる丸の内駅舎を際立たせる」という。
JapanTaxi(東京都千代田区)が9月11日、官報に掲載した2017年5月期(16年6月~17年5月)決算公告によれば、当期純損失は1億1600万円の赤字、累積の利益や損失の指標となる利益剰余金は1860万円の赤字だった。 JapanTaxiは1977年設立。日本最大手のハイヤー・タクシー会社である日本交通のシステムを担うグループ会社、日交データサービスとして誕生した。転機は2011年、日本交通が開発したタクシー配車用アプリ「日本交通タクシー配車」がヒット。続いて全国のタクシー会社と連携して配車する「全国タクシー」がさらに大ヒットした。 全国タクシーは現在、ダウンロード数が300万強、配車可能数は5万台弱(全国のタクシーの約20%強相当)にまで成長。17年6月には未来創生ファンドから5億円の資金調達を実施しており、20年にはダウンロード数1100万、配車可能数12万台を目指す。 Goo
東京急行電鉄は、池上線の活性化プロジェクトを始めると発表しました。全15駅ごとに「生活名所」を選んだほか、2017年10月9日に無料で1日乗車券を配布します。 10月9日は池上線乗り放題 東急池上線は、五反田~蒲田間10.9kmを結びます。都心部への地下鉄直通運転を実施しておらず、東急線のなかでは比較的利用者の少ない路線です。現在も3両編成の電車がトコトコ走る、ちょっとした都会のローカル線です。 池上線が最初に開業したのは池上~蒲田間で、1922年のこと。その後、1927年8月28日に戸越銀座~雪が谷大塚駅間、10月9日に大崎広小路~戸越銀座駅間が開業し、ほぼ全線が開業しました。残る五反田~大崎広小路駅間は、1928年6月17日に開業しています。 東急電鉄では、大崎広小路~戸越銀座駅間が開通して90年目となる、2017年10月9日に、池上線全線の「無料乗車」を実施します。改札付近で「東急池
【上海・林哲平】旅行熱が続く中国からの観光客を当て込んだ「中国式白タク」が、成田空港や関西国際空港など日本各地の空港で横行している。「中国人による送迎・ガイド」をうたい、中国の業者に登録した在日中国人が自家用車を運転。集客から支払いまでスマートフォン上で完結するため、取り締まりを免れるケースが大半だ。急速なキャッシュレス化が進む中国。日本側の対応が追いついていないのが現状だ。 ◇来日前に予約 空港にお迎え 中国式白タクは、運営する中国業者のスマホアプリで客が出発地と目的地、利用時刻を選べば、業者から日本にいる運転手に手配が届く仕組みだ。運転手が中国系のため、客は同胞意識と言葉が通じる安心感を抱く。 関西方面を旅行した際に利用した男性によると、飛行機が関西空港へ着陸すると、スマホに中国語で「あなたの運転手です。外でお待ちしています」というメッセージが届いた。指定された送迎用エリアでは、黒いワ
8月7日~10月6日にかけて、東京23区、武蔵野市、三鷹市で実施する。参加企業は日本交通グループ、国際自動車グループ、第一交通グループ、大和自動車グループに所属する計44事業社で、参加車両数は4648車両。 参加企業が提供する配車アプリに乗車地・降車地を入力すると、走行距離、所要時間、迎車料金を踏まえて事前に運賃を確定する仕組み。アプリからはタクシーの事前予約と配車依頼を行える。 国交省の担当者は「今回の実証実験は、ユーザーの『渋滞で時間がかかり、運賃が上がってしまう』などの不満解消のほか、ドライバーの働き方の効率化を図る狙いもある。ドライバーはタクシーを“流す”必要がなく、依頼された場合のみ稼働すればよいため、負担軽減につながる」(自動車局旅客課)と話す。 同サービスを利用できるのは、事前確定運賃が3000円以上となる長距離移動の場合のみ。運賃が3000円未満の近距離移動の場合は、信号の
ユーザーはアプリを使い、あらかじめ乗車・降車地を入力して配車を依頼。地図上の走行距離、予測所要時間、迎車料金などを踏まえ、事前に運賃が確定する。対応する配車アプリは「全国タクシー」「大和自動車交通タクシー配車」「モタク」「kmタクシー」。事前確定運賃が3000円以上(迎車料金含む)の場合に限り利用できる。 現状のメーター運賃は、事業者にもよるが、走行距離と所要時間を加味して決まっている。事前確定運賃は、メーター運賃と比べると、渋滞時では安く、道路が空いている場合は高くなる可能性がある。実証実験では、事前確定運賃が距離運賃よりも1.3倍以上高くならないように制限するほか、事前確定運賃とメーター運賃との乖離(かいり)が2%以内に収まるようにするという。 利用状況を踏まえ、事前確定運賃が実際の走行に照らして妥当かを検証し、制度の導入を検討するとしている。
歴史的に拡張をくり返し、2010年にはD滑走路や新国際線ターミナルも開業した羽田空港。そのなかで、使われなくなった「跡地」の再開発も具体化しています。その跡地とはどこで、何ができるのでしょうか? あの駅の周辺に広大な空き地 日本の玄関口のひとつである羽田空港は、歴史的に拡張をくり返してきました。2010(平成22)年には4本目の滑走路となる「D滑走路」や新国際線ターミナルも開業しましたが、そうした拡張のなかで、空港施設の「跡地」も生じており、その再開発が進められています。 再開発される天空橋駅周辺の空港跡地(画像:大田区)。 再開発の対象となるのは、京急と東京モノレールの天空橋駅付近から、国際線ターミナルにかけての広大なエリアで、周辺は現在、利用されていません。羽田空港の敷地はすべて国有地ですが、これを東京都大田区などが再開発を進めています。 大田区に、跡地の利用について聞きました。 ――
野村総合研究所(NRI)は7月5日、国内100都市を対象にした「成長可能性都市ランキング」を発表した。将来的に産業を生み出し、経済発展のポテンシャルが最も大きいのは福岡市、2位が鹿児島市だった。 同ランキングは、都市雇用圏の人口規模などを考慮して全国から100都市を選定。各都市の企業数や平均地価、人件費といった統計データだけでなく、住民へのアンケートから得られた情緒的な要素、例えば、居住環境は快適かどうか、街に活気があるかどうかなども指標化して分析した。具体的には、風土、基盤、環境に関する6つの視点と、それにひもづく131の指標を用いて評価した。 産業創発力の現状と将来の可能性の差分が大きい都市のポテンシャルランキングは、1位が福岡市、2位が鹿児島市、3位がつくば市だった。福岡市は多様性に対する寛容度が高く、新たなことに挑戦する気質があること、イノベーションが起こりやすい風土があるため、将
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東急田園都市線に期間限定で「特急」が登場します。これは、東急が時差通勤の促進を目的として、早朝に運行するものです。停車駅は、中央林間、長津田、あざみ野、溝の口、渋谷です。 7月の平日8日間に運転 東急電鉄では、東京都の通勤ラッシュ混雑緩和プロジェクト「時差Biz」に連動した取り組みとして、「グッチョイモーニング」という混雑緩和策を実施します。その一環として運転するのが、田園都市線の臨時特急「時差Bizライナー」。2017年7月11日から21日までの平日8日間に運転します。 運転本数は1日1本です。6時4分に中央林間を発車し、長津田、あざみ野、溝の口の順に停車し、渋谷に6時43分に到着。そのまま半蔵門線に直通して押上まで運行します。半蔵門線内は各駅停車です。 「時差Bizライナー」の時刻表は以下の通りです。 「時差Bizライナー」時刻表 中央林間06:04→長津田06:14→あざみ野06:2
タクシー大手の日の丸交通(東京・文京)とロボット開発ベンチャーのZMP(同)は15日、自動運転タクシーの配車を見据えて提携したと発表した。まずZMP主導でタクシー配車アプリを開発し、早期に利用できるようにする。都内で開いた同日の会見で、日の丸交通の富田和孝社長は「テクノロジーを用いることで、タクシーの供給不足に対応できる」と話した。協業のきっかけは、2016年にZMPの谷口恒社長がタクシー業界
タクシー大手の国際自動車(東京・港)はスマートフォン(スマホ)を振ってタクシーに居場所を知らせるサービスの提供を始める。すぐにタクシーに乗りたい需要に応えることで、配車アプリで先行する日本交通(東京・千代田)などに対抗する。11月にも始める。利用者が専用のアプリを起動してスマホを振ると、タクシー車内のタブレット端末に居場所が表示される。乗務員はその情報を基に利用者が多い場所に向かう。スマホに
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