JR東日本(東日本旅客鉄道)が6月4日、中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」を発表。「Suicaの進化」を軸として、新たなデジタルプラットフォームの構築を進めていく。 2027年度までに、「えきねっと」「やモバイルSuica」「VIEWカード」などの各種IDを統合し、シームレスに利用できるようにする。クラウド化による新たな鉄道チケットシステムも導入するし、例えば駅ビルで一定額の買い物をすると、帰りの運賃を割引するといったことを可能にする。 Suicaを「移動の手段」から「生活の手段」に進化させるべく、2028年度には新たな「Suicaアプリ(仮称)」をリリースする予定。列車予約、定期券の購入、施設予約、モバイルオーダー、物品購入、決済などを1つのアプリで行えるようにする。
JR渋谷駅の新南口改札が新駅舎に7月に移転します。新駅舎は渋谷ストリームとサクラステージに隣接する位置で、桜丘エリアは便利になりそうです。 現新南口の北200メートル JR東日本は渋谷駅の新南改札(新南口)を新駅舎に移転し、2024年7月21日から使用を開始すると発表しました。新駅舎は現在の新南口の北側200メートルで、渋谷ストリームと渋谷サクラステージの間。国道246号に接する位置です。 現在の山手線・埼京線ホームの南端上空に位置するので、新南改札から山手線・埼京線の両ホームへ直接アクセスができるようになります。 現在の新南改札は山手線・埼京線ホームから離れた位置にあり、直接つながっているのは埼京線ホームのみです。山手線ホームまでは5分程度歩く必要がありますが、新駅舎では、直接山手線ホームに降りられます。 画像:JR東日本プレスリリース 賃貸オフィスも 新駅舎は鉄骨造6階建てで、延床面積
2024年3月16日 相鉄では、JR線など各路線に合わせて、ダイヤ改正が行われます。 昨年、2023年3月18日のダイヤ改正では、相鉄新横浜線の全通並びに東急線方面との直通運転開始により、日本各地より注目を集め、2023年の鉄道を象徴するような大きなものでした。 今年は大きな目玉となっていないものの、直通運転開始後初めての改正のため、一部の鉄道ファンや、普段からの利用者より注目を集めています。 今回は、3月1日より発表された、2024年3月16日改正相鉄全線時刻表を元に、今年のダイヤ改正で新しくできるものと消滅するものを紹介します。 東急車運用 東急との直通運転開始後の相鉄線では、走行距離の調整のため、東急車の相鉄横浜入線などの、線内列車の運行があります。 この部分が注目を集めるので、先に紹介いたします。 MG車 平日 夜の相鉄横浜へ MG車 休日 特急横浜行きが登場 TY車 休日 快速運
2024年3月6日、山形新幹線の東京発下り始発列車「つばさ121号」が郡山駅でオーバーランする事象が発生し、東北新幹線のダイヤが大きく乱れました。 単なるオーバーランだけではない危険性の高いものとなっており、続報が待たれます。 2024年3月6日の事象 2024年3月6日、山形新幹線の東京発下り始発列車「つばさ121号」が郡山駅の停止位置を約500m超えて本線まで進入するトラブルが発生しています。 TBS系列のTUFテレビユー福島が配信をするライブカメラ映像(YouTube;アーカイブは12時間前まで)では、7時27分頃にE3系7両編成が郡山駅に高速で進入する様子が見られました。 映像からは「つばさ121号」が120km/h〜140km/h程度と推定される高速で進入する様子が記録されていました。6分前を走る「やまびこ51号」と比較すると、停止位置の違いこそあれどその速度差に驚かされます。
相鉄は2月9日、ダイヤ改正を3月16日に実施すると発表した。朝の横浜方面への増発と夕方ラッシュ以降のダイヤ調整などを行う。 平日ダイヤは朝時間帯に一部列車の種別や行き先を変更し、西谷→横浜を増発。混雑の緩和を図る。海老名7時10分発の浦和美園行き各停は7時09分発の横浜行き通勤急行に変更。湘南台7時17分発の横浜行き通勤急行は7時16分発の浦和美園行き各停に変更する。湘南台7時23分発の横浜行き各停は7時21分発の横浜行き通勤急行に変わる。これにより最混雑時間帯で西谷→横浜の列車が1本増える。 また、湘南台8時19分発の横浜行き各停を8時18分発の横浜行き快速に変更。西谷→横浜の列車を1本増やすとともに、最混雑時間帯後の横浜行き快速の混雑緩和を図る。海老名8時30分発の浦和美園行き特急は、西谷駅でこの列車に連絡。これにより横浜駅までの所要時間を28分にする。 夕方以降は夜間の運行を調整。横
都市再生機構(UR都市機構)の東日本再生本部は10月30日、村岡・深沢地区土地区画整理事業(神奈川県)の事業計画認可を国土交通大臣から受けたと発表した。JR東日本の村岡新駅(仮称)の予定地周辺と車両工場跡地を含む大規模なまちづくりがスタートする。 施行地区の面積は約38ha。藤沢市域で村岡新駅予定地周辺の村岡工区(約7ha)と、近くに湘南モノレールの深沢駅がある鎌倉総合車両センター深沢地区跡地を中心とした深沢工区(約31ha)に分かれる。 村岡工区では村岡新駅の設置にあわせ、南北の駅前広場の整備や都市計画道路藤沢村岡線の拡幅、十二天公園や区画道路などの公共施設を整備。藤沢市は新駅を核とした研究開発拠点の形成を目指す。 深沢工区では、都市計画道路腰越大船線の拡幅や市道常盤梶原線の改修、都市計画道路腰越大船線と市道大船西鎌倉線を結ぶ区画道路や公園などの公共施設を整備する。鎌倉市は市役所本庁舎の
JR東日本は4日、既存の鉄道ネットワークを活用し、多方面から羽田空港へのダイレクトアクセスを実現する「羽田空港アクセス線(仮称)」の本格的な工事に着手すると発表した。「東山手ルート」「アクセス新線」の本格的な工事に着手し、2031年度の開業をめざす。 「東山手ルート」と「アクセス新線」の工事概要(JR東日本提供) 「羽田空港アクセス線(仮称)」は、2016年4月の交通政策審議会答申第198号「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」において、「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークプロジェクト」に位置づけられ、インバウンド需要のさらなる拡大など、首都空港として重要性が高まる羽田空港の機能強化にも大きく寄与する計画だという。 今回着手する「東山手ルート」と「アクセス新線」は、現在休止している大汐線の橋りょう・高架橋等の既存ストックを有効活用し、東京駅と羽田空港を直結するほか、宇都宮線
JR鶴見駅は日本の鉄道開業日の翌日に開業しました。歴史ある東海道本線に設けられた駅です。しかし現在、東海道線の列車は停車しません。どうしてこうなったのか、その歴史をたどります。 なぜ鶴見に駅ができたのか JR鶴見駅(横浜市鶴見区)は1872(明治5)年10月15日に開業しました。旧暦の9月13日です。日本の鉄道が新橋~横浜間で正式に開業したのが10月14日(旧暦の9月12日)ですから、その翌日にあたります。なぜ翌日かというと、当日は鉄道開業記念式典があったため、一般営業を実施しなかったからです。 拡大画像 鶴見駅に中長距離列車が停車する日は来るのか。 なお正式開業前、同年6月12日(旧暦の5月7日)に品川~横浜間で仮営業が始まっています。約1か月後に川崎駅と神奈川駅が、10月に新橋駅がそれぞれ開業しているので、鶴見駅は日本で6番目に古い駅といえます。 日本初の鉄道路線である、現在のJR東海
東日本旅客鉄道(JR東日本)、日立製作所、DXCテクノロジー・ジャパンは「タクシー乗り場需要の可視化による交通行動の最適化実証」と題し、品川駅で実証実験を実施中だ。ウェブサイトより、品川駅高輪口(西口。東京都港区)タクシー乗り場のリアルタイム混雑状況などを提供する。 今回の実証実験は、二次交通の交通結節点である駅での鉄道からタクシーへの乗り換えをスムーズに行ない、シームレスな移動を実現するとともに、密を避けて駅を利用したいというニーズに着目し、駅前タクシー乗り場における混雑情報などを提供する。 タクシー乗り場付近にカメラを設置してデータを取得、解析して、実証実験ウェブサイト上で混雑情報を提供する。ユーザーは乗り場に到着する前に混雑情報を把握でき、目的地までの行動計画が立てやすくなる。JR東日本グループのスマートフォンアプリ「Ringo Pass」「JR東日本アプリ」とも連携している。実験の
みなさん、こんにちは。神奈川県大和市在住、相鉄線沿線民のkeitrip/須田 恵斗です。 本日2022年10月15日、川越車両センターまつりが開催され、相鉄12000系もイベントに貸し出されました。 その裏で、補填という形でE233系7000番台が相鉄に貸し出され、相鉄車の運用に就いています。 今回は、その貸し出されているE233系を撮影してきましたので、その様子をご覧に入れます。よろしくお願いします。 昨日から運用に入ったE233系7000番台 ハエ102 先日14日、相鉄12000系12102×10が、川越車両センターまつりの貸し出しのため、臨時回送で川越線に入線しました。 それとほぼ同じタイミングで、通常運用とは別で同基地のE233系7000番台ハエ102編成が、臨時回送で相鉄線に入線。 入線当日の深夜に、12000系限定の74ウに就き、羽沢横浜国大行きに充当されたのち、今年から開始
JR東日本「どこかにビューーン!」の開始日が12月7日に決まりました。JRE POINTを活用した新サービスです。 12月1日申し込み開始 「どこかにビューーン!」は、4つの行き先候補駅からランダムに選ばれた一つの駅へ、「JRE POINT」6,000ポイントで往復できる新サービスです。 出発駅は東京駅・上野駅・大宮駅。行き先駅は東京駅からおおむね 150km以上のJR東日本の新幹線停車駅です。東北新幹線の場合、最も近い行き先は那須塩原駅、最も遠い行き先は新青森駅です。往復には、新幹線の普通車指定席が利用できます。 画像:JR東日本 現地滞在時間は、最短5時間、最長7日間です。最大6名までのグループ旅行も可能で、複数人がそれぞれのポイントを使って並び席で旅行することもできます。 申し込みは出発日の21日前から6日前まで。行き先の確定は申し込みから3日以内。サービスの開始日が12月7日となっ
品川区が羽田空港アクセス線に新駅を設置する調査を開始します。新駅ができるとすればどこになるのでしょうか。 田町~羽田空港 羽田空港アクセス線は、JR東日本が建設中の新路線で、東山手、西山手、臨海部ルートの3路線です。基軸となるのは田町駅付近から羽田空港を結ぶ東山手ルート約12.4kmで、すでに事業着手しています。 画像:JR東日本グループ経営ビジョン「変革 2027」 公表された東山手ルートの環境影響評価書によりますと、途中に駅はありません。直通する上野東京ラインの新橋駅を出ると、次は、終点羽田空港駅です。 画像:「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」環境影響評価書 品川区が調査 羽田空港アクセス線は、品川区の湾岸エリアを縦走する路線です。しかし、現在の計画では、鉄道ができても品川区は通過するだけです。それではメリットがないので、同区では途中駅を作れないか検討することにしました。 2022
JR東日本が、輸送密度2,000人未満の区間について収支状況と営業係数を初公表しました。気になる線区をみていきましょう。 35路線66区間 JR東日本は、利用者が少ない線区について、収支状況と営業係数を公表しました。対象となったのは、2019年度に輸送密度2,000人未満だった35路線66区間です。 一方、国交省は有識者会議(地域モビリティ研究会)で、輸送密度1,000人未満の区間の一部を「特定線区」と位置づけ、あり方に関する協議の枠組みを作ろうとしています。 こうした背景を頭に入れながら、公表された区間のうち、気になる線区をみていきましょう。 画像:JR東日本プレスリリース 久留里線久留里~上総亀山間 公表された66線区のうち、もっとも注目を浴びたのは久留里線久留里~上総亀山間9.6kmでしょう。営業係数は2019年度が15,546でワースト、2020年度も17,074でワースト2となり
只見線が10月1日に全線復旧します。発表された時刻表を元に、東京からの日帰り旅行のプランを考えてみました。 只見線全線復旧後の時刻表 JR只見線は、2011年7月の新潟・福島豪雨で被災し、いまも会津川口~只見間で不通が続いています。その復旧工事の完了のメドが立ち、JR東日本は2022年10月1日に全線で運転再開すると発表しました。復旧により、11年ぶりに全線で運転再開となります。 全線運転再開後の、全区間直通列車の時刻表は以下の通りです。 [朝便]会津若松06:08→10:41小出 [昼便]会津若松13:05→17:47小出 [夜便]会津若松17:00→21:26小出 [朝便]小出05:36→10:32会津若松 [昼便]小出13:12→17:24会津若松 [夜便]小出16:12→20:55会津若松 ※朝便、昼便、夜便は、当記事で便宜的に使用する列車名です。 この時刻表を元に、東京から乗り継
発表済データはコロナ前と抽象的な表現とされていますが、無塗装+VVVF車両数の車両数比率から2019年度末のデータであることが読み取れます。 2020年度・2021年度の車両の動きを加えると、2022年度の車両の動きは40000系30両が新造されるため、62両の在来車の廃車が計画されていることが分かります。このうち8両は先日多くのファンに惜しまれつつ引退した旧2000系8両編成の2007Fですが、これ以外にも54両もの車両が旅立つこととなるようです。 2022年3月12日のダイヤ改正では朝夕だけでなく日中時間帯のダイヤ見直しを大規模に実施しているものの、最大所要数である朝ラッシュは池袋線で1列車・新宿線で3列車の減便です。単純に減便余剰分である8両編成4本相当と、40000系投入による10両編成3本相当が老朽廃車と考えれば、至極納得のいく廃車計画です。 また、他社車両の“出物”を次年度まで
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