前の記事 「瓶のフタをあけてくれる装置」が人気 総額150億ドル、安価に地球温暖化を遅らせる方法 次の記事 インカ文明の人々にもストレス:1500年前の頭髪を分析 2009年12月22日 Matt Ford ストレスは現代文明に特有なものという意見もあるが、人間は少なくとも1500年にわたってストレスに苦しんできたことを示す研究成果が発表された。 現代の科学捜査技術と生化学の知識を駆使して、カナダのウェスタン・オンタリオ大学の研究チームが、前コロンビア時代のペルーにおける人々のストレスのレベルを調査したのだ。結果の概要は『Journal of Archaeological Science』に掲載された。 研究チームは遺体を分析して、この世のしがらみを脱ぎ捨てる前の数年間の生活について、その秘密を引き出すことができた。 ストレスが生じると、人間の体はコルチゾールという化学物質を分泌する。コル