引退した横綱・照ノ富士が残したものと74代横綱に昇進した豊昇龍に求められるものは。若貴時代以来のブームに沸く相撲界の魅力とこれからの課題を読み解きます。

■公と個、浮かぶ本質論 自分が担任する新1年生と長男の入学式、どちらを選ぶのか−。日程が重なった入学式で、埼玉県立高校の女性教諭は長男の入学式を優先した。「職責」を問う声と「事情」を理解する声。女性教諭の判断をめぐり、寄せられる意見の賛否は割れている。「教職員のあるべき姿とは何か」。議論を呼んだ教諭の行動は、教育者の本質を改めて問いかける契機ともなったようだ。(中村昌史) ■不在をわびる文書 「ご子息の入学式のため欠席です」。今月8日、埼玉県西部の高校入学式の一幕。校長は担任紹介で、新1年生を受け持つ50代の女性教諭について、生徒や保護者にこう紹介した。 女性教諭は別の高校に進学した長男の入学式に出席するため、休暇届を提出していた。《大切な日に担任として皆さんに会うことができないことをおわびします》。あらかじめ作成された不在をわびる文書が生徒や保護者たちに配られた。 この日のうち
フランスを代表する知識人、エマニュエル・トッド氏は、前回のインタビューで、「ユーロを生みだしたフランス経済は、ユーロによって破壊された」と述べた。経済だけでなく、政治的にもドイツに頭が上がらない。 だが、唯一、うまくいっている分野がある。出生率だ。フランスでは政府の教育費無料化などの施策によって所得階層のすべてで出生率が上昇している。フランスと対照的なのが日本。歴史人口学者として、きつい警告を日本政府に発する。 (聞き手は黒沢正俊=出版局編集委員) エマニュエル・トッド氏 フランス国立人口統計学研究所(INED)の研究員。歴史人口学者、家族人類学者。1951年生まれ。祖父は作家のポール・ニザン。1976年に出版した処女作『最後の転落』でソ連崩壊を予言して衝撃を与える。2002年の『帝国以後』で米国の衰退を予言、世界25カ国に翻訳されるベストセラーとなった。他の著書に『世界の多様性』、『新ヨ
ビデオゲームは時に、攻撃的行動の引き金になるという、いわれのない非難を受けることがあります(その相関関係については、控えめに言っても「まだ論争中」です)。最新の研究によると、そうした攻撃性を引き出しているのはゲームの暴力的要素ではなく、繰り返し負けることで、フラストレーションが生じたり自尊心が脅かされたりするせいだという可能性が示唆されています。 『Journal of Personality and Social Psychology(人格・社会心理学ジャーナル)』に掲載された研究結果によれば、プレイ中のゲームのタイプやジャンルに関係なく、ミスを多くしたり、難題を出されてフラストレーションを感じたりすればするほど、ゲーマーの攻撃性が高くなることがわかりました。さらに重要なのは、そうした反応がゲームだけで生じるものではなく、スポーツをはじめ、その人のスキルを試すような競争的側面を持つあらゆ
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