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ブックマーク / blog.tinect.jp (751)

  • 「人の話をちゃんと聞けない人」の問題は、意識とかテクニックだけでは解決できないかもしれない。

    つい最近、「人の話をちゃんと聞けない人」を「聞ける人」に変えるのは可能なのか、という話でディスカッションになった。 というのも、ある経営者が「お客さんの話を全く聞けないメンバーがいる」と愚痴をこぼしたからだ。 すると、周りの人々も、呼応するように、「いるいる」という。 その経営者の話を聞くと、おおむね次のような状況だった。 その人は、良く言われるテクニック的な「傾聴する姿勢を見せる」のは得意だという。 「聞き上手」のように、メモを取ったり、頷いたり、相槌を打ったりする。 人の話を遮ったりもしない。 しかし、同僚やクライアントからしばしば、次のようにクレームがあるという。 「あの人、全然話を聞いてないんだよね。」と。 具体的にはどのような事象でしょう?と聞くと、 「例えば、同僚から意見を求められても、「それでいいと思います」としか言えない。あるいは、クライアントが「この構成に対して指摘はあり

    「人の話をちゃんと聞けない人」の問題は、意識とかテクニックだけでは解決できないかもしれない。
    koogawa
    koogawa 2022/06/08
    面接の段階で見抜けたら良いんですけどねー
  • 都内は「屋内で安心して子どもを遊ばせられる場所」が少なすぎると感じます。

    この記事で書きたいことは、大体以下のようなことです。 ・育児において、「安価で、安心して子どもを遊ばせられる屋内児童施設」は大変貴重であり、育児のし易さにも直結します ・ところが、コロナ禍の影響もあり、昨今屋内型の公共児童施設が数を減らしています。特に大型児童施設の閉鎖が残念です ・「遊び場」特に「屋内の遊び場」という要素は、その重要性の割に、少子化対策の中でも二の次三の次にされがちな印象を受けます ・新型コロナウィルスの影響が低減しつつある昨今、屋内遊び場の拡充についてもうちょっとご検討いただけないでしょうか 以上です。よろしくお願いします。 さて、書きたいことは最初に全部書いてしまったので、後はざっくばらんにいきましょう。 皆さん、昔渋谷にあった「東京都児童会館」ってご存知ですか? 地上5階・地下1階、アスレチックから人体を模した迷路から図書コーナーから、一輪車で遊べる屋上広場やら楽器

    都内は「屋内で安心して子どもを遊ばせられる場所」が少なすぎると感じます。
    koogawa
    koogawa 2022/06/07
    "公園の外に飛び出すかも知れない" これがないだけでも、だいぶ安心感が違うのよね
  • いつの間にか、「映画を早送りで観る人たち」の時代になっていた。

    僕自身、20年以上もネットに接してきて、どんどん、「ひとつのコンテンツに集中できる時間」が短くなってきているのを感じています。 2時間の映画を、映画館でならなんとか最後まで集中して観ることができても、自宅でアマゾンプライムやネットフリックスで観るときには、「1時間ずつ2日に分ける」ことが多いのです。 YouTubeの動画も、20分くらいまでなら躊躇いなく再生できるけれど、30分を超えるものは、長いな……と思ってしまいます。 年齢とともに短気になり、集中力が続かなくなってしまったのか、取り入れたい情報があまりに増えてきていて、短時間で済むものを優先するようになってしまったのか。 テレビゲームでも、サブクエストのような「メインストーリーとは関係ないプレイ時間を長くするためのオマケ要素」とか「エンディングの後の『真エンド』」とか、「めんどくさいし、付き合いきれないけど気になるからそんなの要らない

    いつの間にか、「映画を早送りで観る人たち」の時代になっていた。
    koogawa
    koogawa 2022/06/06
    2時間の映画を「1時間ずつ2日に分ける」のよくわかる。平日に2時間を確保するのはなかなか難しい
  • 日本の経営者は「ムチャをしてすごい成果を挙げることこそ、魅力的なリーダーの条件」と勘違いしている

    もうずいぶんと昔の話だが、友人起業し、順調に事業を成長させているという噂を耳にしたことがあった。 懐かしさもあり久しぶりに連絡を取ると、さっそく一杯飲もうということになり、仕事終わりに彼の会社を訪れる。 彼のオフィスに着いたのは、迷惑にならない時間を選んだつもりで21時頃だっただろうか。 しかしまだ、多くの社員が残業の真っ只中ということで、入れ替わり社長室に入ってくる社員に次々と指示を出し続けていた。 その勢いがひとしきり落ち着くと、彼はカバンから財布だけ取り出し、「近くにいい店があるんで行こう」と言う。 きっと飲んだ後に、もう一度オフィスに戻ってくるつもりなのだろう。 そんな様子が気になり、ビールで乾杯すると開口一番、彼に問いかけた。 「お前が帰らないと、社員も帰れないだろ。いつもこんな感じなのか?」 「あぁ。大手メーカーとの取り引きが決まって、今が勝負どころだからな」 「気持ちはわか

    日本の経営者は「ムチャをしてすごい成果を挙げることこそ、魅力的なリーダーの条件」と勘違いしている
    koogawa
    koogawa 2022/06/03
    Robinのくだりが悲しすぎて😢
  • 「好きな仕事はキツくない」伝説だが、個人的には”ウソ”だと思っている

    好きを仕事にしよう。好きな事なら努力なんて苦しくもなんともないんだから。 実に様々な場所でよく聞く言葉である。最近も下の記事で似たような内容を読んだ。 「私は“努力の仕方”を学べなかった」――SUSURUと指原莉乃が語る、「好きを仕事に」するために必要なこと(Yahoo!ニュース オリジナル 特集) さてこの「好きな事はキツくない」伝説だが、個人的には”ウソ”だと思っている。 もちろん世の中には色々な人がいる。だからそういう人がいる可能性を否定はしないけど、少なくとも僕は好き≒ラクではない。自分の周りの人間も大体似たような事を言っている。 好きしか無い仕事なんてありえない 僕は医者とライターという二足のわらじを履く生活をしている。 ライティングについては一応得意で好きな分野ではあるのだけど、じゃあライティング業務がキツくないかと言われたらぶっちゃけキツイ。 全ての仕事にいえる事だと思うのだ

    「好きな仕事はキツくない」伝説だが、個人的には”ウソ”だと思っている
    koogawa
    koogawa 2022/06/02
    "できなかった事ができるようになるというのは、思っている以上に面白い" 同意。これはどの職業でも言えることだと思う
  • どうやら、精神障害者には住む場所もないようだ

    精神障害者の行く末 テレビで「親切な不動産屋さん」みたいなドキュメンタリーを見た。 いろいろな事情を抱えたお客さんに、徹底して向き合って、物件を見つける。そういう話である。 だが、おれはそのドキュメンタリー番組のなかで、おそろしいやりとりを見てしまった。 生活保護を受ける精神障害者の人が、べつの不動産屋さんに問い合わせる。 「生活保護なんですが……」。「生活保護の理由はなんですか?」。「身体を壊しまして」。「具体的な病名はなんですか?」……。 結果、生活保護の人は100件に90件断られるということ。 さらに、生活保護の理由が精神障害であれば、ほとんど駄目だということ。それを告げられていた。 告げられていた人の障害の一つは、「双極性障害」。あ、おれと同じじゃん。おれも双極性障害じゃん。それで精神障害者健康福祉手帳も取得してるじゃん。となると、もしもおれが一般人に混じってなんとか働くことができ

    どうやら、精神障害者には住む場所もないようだ
    koogawa
    koogawa 2022/05/31
    “おれにもうちょっと三角関数が理解できるだけの頭があれば”
  • 新卒の給料はなぜ20万円前後なのか。 給料の仕組みについて勉強してみた。

    給料、上がらないかなぁ……。 この記事を読んでくださっている方のうち、99.99999%はこんなことを思ったことがあるんじゃないだろうか。 まぁ思うよね、だれだって。 でも、知ってます? 日では基的に、「生活に必要なお金しかもらえない」ってこと。そしていまでは、その「必要経費」すらもらえなくなっているってこと。 そんな日で豊かになるにはどうしたらいいか。 その方法を考えたら、悲しい結論にたどり着いてしまった……というのが記事の趣旨だ。 成果報酬とはちがう、「給料=必要経費」の日 みなさんは、「給料がなぜその金額」なのか、考えたことがあるだろうか。 わたしは、ない。 まったくないわけじゃないけど、「新卒の給料がなぜ20万円前後なのか」と聞かれても、すぐには答えられない。 というわけで、『人生格差はこれで決まる』というを参考に、給料の仕組みについて勉強してみた。 まず給料には、「成

    新卒の給料はなぜ20万円前後なのか。 給料の仕組みについて勉強してみた。
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    koogawa 2022/05/30
  • 「便利になる」だけでは人は動かないし、「当事者意識をもってくれる人」はめちゃ貴重だという話

    この記事で書きたいことは、大筋下記のようなことです。 ・「これは問題だ」「だから改善したい」と、自分ごととして真剣に考えてくれる人というのは極めて希少です ・ただ「便利になる」というだけでは誰も動かないし、どんなにいいものを作っても使ってもらえません ・当事者意識を「持ってもらう」ということは基的に出来ません ・当事者意識を持っている人を別に探し出すことで、なんとか状況を打開出来る場合もあります ・だから、「この人は当事者意識を持ってくれている/くれていない」を嗅ぎ分ける能力はとても重要です よろしくお願いします。 さて、書きたいことは最初に全部書いてしまったので、後はざっくばらんにいきましょう。 以前にも書いたことがありますが、私はかつて、システム開発の会社に勤めていました。 社員数は4桁に届かないくらいで、SI案件とSES案件が大体半々くらい、自社業務と客先常駐も大体半々くらいという

    「便利になる」だけでは人は動かないし、「当事者意識をもってくれる人」はめちゃ貴重だという話
    koogawa
    koogawa 2022/05/27
    うまくいって良かったケース。良い話だった / ただ“喫煙所やら飲み会やらで色々聞きまわった”これやらされたら私なら病む
  • 「話し方のテクニック」を極めても、賢い人たちをごまかすことはできない。

    先日、ある出版社の編集の方と話したとき、最近では「話し方」に関するが売れているとお聞きした。 確かに、人間関係を作るうえで、話し方は非常に重要な要素だ。 話し方ひとつで、相手に与える印象は大きく変わるし、話し方がまずければ、聞いてもらえる話も聞いてもらえなくなる。 実際、私もコンサルタント時代は、「話し方」について、よく注意を受けた。 コンサルタントだったら相手に話を聞いてもらえる、というのは大きな間違いで、基的にはコンサルタントの言う話など、煩わしいだけであって、ほとんど聞いてもらえない。 だから、話のさし出し方に関しては、非常に厳しく言われたのだ。 例えば 「提案するときは、褒めてから。」とか。 「課題について聞くときには、うまくいっていることをまず聞くこと」とか。 「枕詞に、「おそらく間違っていると思うのですが」とつけなさい」とか。 「Yes、but(はい、ですが……)を使うな」

    「話し方のテクニック」を極めても、賢い人たちをごまかすことはできない。
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    koogawa 2022/05/26
    “「黙ること」は時に、「話すこと」よりも相手に強い印象を与える” 音楽も音符よりもむしろ休符が大切という話を思い出した
  • 「センター試験の点数をいつまでたっても自慢する人間」は、いったい何に囚われているのか。

    インターネットで時々話題にあがるものの一つに、センター試験の点数をいつまでたっても自慢する人間というものがある。 僕がこの現象を初めて目にしたのは確か村上春樹のエッセイであった。 エッセイのあらすじは官僚の人が村上さんが突然「あなたのセンター試験の点数は何点でしたか?」と尋ね、村上さんが困惑するといったものだ。 数点単位で寸分違わずに己の点数を流れるようにそらんじて自慢する姿をみて村上さんが 「大の大人がこの歳になって一体なにをやっているんだ…」 と呆然するこのエッセイを読んで当時の僕は爆笑した。 だが、実はこのセンター試験の点数自慢おじさんのエピソードには人生において成功する為の秘訣のようなものが詰まっている。今日はその話をしよう。 成功したいのなら、狂人になりなさい 前回、僕は徳島スタンフォード事件を例にあげて個人が努力する事の難しさを書いた。 繰り返しになるが、普通の人間にとって努力

    「センター試験の点数をいつまでたっても自慢する人間」は、いったい何に囚われているのか。
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    koogawa 2022/05/25
    "2~3年ほど周囲の人間から冷たい態度をとられ続けた事で" 強い
  • 発達障害の「生きづらさ」とは?

    今日は、精神科の日常的な活動のなかで出会い、考えさせられた出来事について書いてみたいと思う。 これは、けっして発達障害の専門的な話ではない。 ただ、発達障害と指し示される人々、ひいては人間全般についてこういう考え方のアングルもある、ということを示すには一例にはなっていると思う。 ASD(自閉スペクトラム症)の「生きづらさ」とは? 先日、ある精神医療関係のカンファレンスの席で、ベテランの人が4月に入ったばかりのルーキーに、こう問いかける場面があった。 「○○さん、あなたは、ASDの生きづらさとしてどんなものを連想しますか?」 ASDとは自閉スペクトラム症のことで、古典的な自閉症や、アスペルガー症候群とも呼ばれる高機能自閉症、広汎性発達障害などをひっくるめた疾患概念だ。 コミュニケーションの難しさがよく知られるが、感覚過敏や特別なこだわりなども徐々に知られるようになってきている。 他の精神疾患

    発達障害の「生きづらさ」とは?
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    koogawa 2022/05/24
  • 日本人は結論から言うのが苦手

    先日当サイトで、『なぜ「結論から話す」が、なかなかできないのか、観察したら、理由が分かった。』という記事が公開され、5万回以上読まれていた。 記事内で結論から話せない理由として挙げられているのは、「言い訳したいから」「急かされるから(話がまとまっていないから)」「習慣づいていないから」の3つだ。 たしかに、どれも「結論から話せない理由」として妥当なものだと思う。 でも現在ドイツに住み、ドイツ語で日常会話しているわたしが思うのは、「そもそも日語は結論から話すのに向いていないんじゃ?」ということだ。 日語の仕組みでは「結論は最後」にくる 日語という言語は、ざっくりいえば「主語→いろんな説明→述語」という順番で成り立っている。 「わたしは」という主語があり、「学校に」という説明が入り、「行きました」という述語で締める。これが基だ。 一方英語ドイツ語は、「主語→述語→その他」という順番で

    日本人は結論から言うのが苦手
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    koogawa 2022/05/23
    “日本語ハードで、本来はバグるはずの「結論から話す」ソフトを起動できる人が、すごいだけ” この考え方は面白い
  • 『自分はバカかもしれないと思ったときに読む本』を読んでみた。

    おれはバカかもしれないと思ったときに手に取った 図書館で倫理、哲学、道徳あたりの文庫の書棚を見ながら、「どれも難しそうで、読めそうにない。おれはバカなんじゃないか」と思ったら、このが目に入った。 『自分はバカかもしれないと思ったときに読む』。これである。 おれはまさに自分が「バカかもしれない」と思ったのである。今、この以外に読むがあるだろうか。 借りて帰ったおれは、このを午後の中央競馬の特別戦が始まる前に読み終えてしまった。 「ひょっとしたら、おれは賢いのか?」とも思ったが、もともとは「14歳の世渡り術」というシリーズのの文庫化だったらしい。 おれがいまの知識のまま14歳に転生したらそれなりに賢いのかもしれない。……と、言えるのだろうか。 バカは作られるというけれど このの冒頭で述べられているのは、「バカは作られる」ということだ。そのときの環境や、なにより周りの見る目によ

    『自分はバカかもしれないと思ったときに読む本』を読んでみた。
    koogawa
    koogawa 2022/05/20
    「言葉がわからないだけで、頭が悪いわけではないのだ」こういう惣流アスカラングレーみたいなケースが本当にあるんだなぁ
  • 恵まれているから成功するのは当たり前だ、という人は、努力が時に命がけだという事を理解していない

    ちょっと前に徳島からスタンフォード大学に合格した松杏奈さんに関連してインターネット上で騒ぎが起きていた。 いわゆる徳島スタンフォード事件である。 <参考 田舎からスタンフォード大学に合格した私が身につけた 夢をつかむ力> 事の問題は事実の誤認識にあるという。 松 杏奈さん曰く、自分は「味方無し」「お金無し」「英語力無し」と困難な環境にあったにも関わらず、めげずにコツコツと努力を積み重ねた結果、自分はスタンフォード大学合格という偉大な業績を叩き出せた。 つまり自分は努力の人であるというわけだ。 これに対してインターネット上では「進学校に在籍していて、裕福な家庭に産まれ育った人間が、その恵まれているという事実を無視して偉そうな事をのたまうな。」という批判が殺到した。 このインターネット上の主張をまとめると 「お前が努力だと思っているものは、努力でもなんでもない」 「単に恵まれた人間の自己賛

    恵まれているから成功するのは当たり前だ、という人は、努力が時に命がけだという事を理解していない
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    koogawa 2022/05/17
  • 「考える」とは自分の意見を持つことではなく、自分の意見をいったん「捨てる」こと。

    「意識をコンピュータに保存し永遠に生きることは可能か?」 この問いを投げかけられたら、あなたはどう答えるだろう。 わたしなら、「無理でしょ」と即答する。 いやだって、記憶や人格をすべてデータ化するなんて、さすがにドラえもんでもいなきゃ不可能だよ。だから、「無理」。 でもそうやって答えを出すのは、「考えてない」人の思考回路なのだと気がついた。 「意識を保存して永遠に生きられるか」に対する答えの衝撃 この問いはもともと、『Kannst du dein Bewusstsein auf einem Computer speichern und ewig leben?』というドイツ語の動画のタイトルを、わたしが訳したものだ。 このタイトルを見たとき、わたしは上記の理由で「無理でしょ」と思った。そして「無理」を前提にこの動画を開いてみたわけだが…… なんということだ!! 思わず「これ絶対記事にする! 

    「考える」とは自分の意見を持つことではなく、自分の意見をいったん「捨てる」こと。
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    koogawa 2022/05/16
  • 名医ほど「自分の苦手な病気」をよく心得ている。

    皆さんは、名医の条件といってどんなものを連想しますか。 大昔の漫画なら、めちゃくちゃ手術の上手なドクター、何でも治療できるドクターが名医ってことになったのでしょう。 もちろんそんなスーパーマンみたいな医者はいないのですけれど。 患者さんに誠実であることや、最新の知識や知見に通じていることを名医の条件として挙げるかたもいらっしゃるでしょう。どちらもすごく大切ですよね。 また、日のように医療と制度が密接に結びついた国では、制度を詳しく知っていて、患者さんにそれをガイドできることも名医の条件のひとつかもしれません。 そうした諸々をあらかじめ断っておいたうえで、今回は、私がしばしば見かけるタイプの名医について今回は紹介します。 なお、諸般の事情により、今回はいろいろとお話を盛ってフィクション性を高めていることをあらかじめお断りしておきます。 「わからん」から紹介状をどしどし書くD先生 ここでは仮

    名医ほど「自分の苦手な病気」をよく心得ている。
    koogawa
    koogawa 2022/05/13
    弱みを隠さない人は良いなぁ。初診でこういうドクターに巡り合いたい
  • 自分で、自分の「仕事のできなさ」を解明してみる

    おれは仕事ができない おれは仕事ができない。その根拠は、おれが稼げていないという一点にある。 おれが赤字人間であるという一点にある。これが結論である。 「で、具体的にどのように仕事ができないのか?」と問われた。 これは簡単な話だ。おれの仕事っぷりを、というか、仕事のできなさっぷりをありのままに書けばいい。 ぜんぜん楽勝じゃないか。 ……と、思ったのだが、これが書けない。 なぜ書けないのか。おれが「仕事」をわかっていないからだった。 あるいは「会社員」であるということをわかっていなかった。 だから、自分が、会社員としての理想や基準、平均と比べてどうなのか、どこが具体的にだめなのか。そういう比較がまったくできなかったのである。 そんな人間がいるの? いるのだからしかたない。 おれはおれが暮らしていくだけの賃金を会社員として得ていることも、また一方の確かな事実ではある。 とはいえ、おれは人生にお

    自分で、自分の「仕事のできなさ」を解明してみる
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    koogawa 2022/05/12
    仕事ができないかどうかはわからないが、私はこの人の書く文章が好きだ
  • 「コミュニケーション能力」が採用で重視されるのは、「知性」とほぼ同じ意味だから。

    広義の「コミュニケーション能力」と「知性」は、ほぼ同じ意味と考えてよさそうだ。 例えば、数学者で、ソフトウェア生みの親であるアラン・チューリングは、AIの知性の判定に、「人間のマネをしたAIを、会話で判別できるか」という方法を提唱した。 あるいは、クイーンズランド大の心理学教授、ウィリアム・フォン・ヒッペル氏は、著書の中で、「コミュニケーション能力」を「社会的知性」と呼び、むしろ「IQのような論理的能力は知性の質ではなく、副産物」と述べる。 これは結局、社会において「他者の思考を読み、動かす能力」、すなわちコミュニケーション能力が、とりわけ重要であることに由来する。 同盟を作って保ち、共同事業を起ち上げ、あるいはただ殺されずに一日を生き延びるために、先祖たちは互いの行動を推測するようになった。他者の行動を見きわめる最善の方法は、裏にある論理的思考と目的を知ることだ。 そのために人類は「心

    「コミュニケーション能力」が採用で重視されるのは、「知性」とほぼ同じ意味だから。
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    koogawa 2022/05/10
  • 人生が終わるとき、自分のブログやSNSは、どうなることを望むのか?

    僕がインターネット上に、はじめて「ホームページ」を立ち上げたのは、2001年のことでした(正確には、ホームページをつくるまえに、『さるさる日記』というオンライン日記サービスで日常雑記を書いていました)。 ニューヨークで同時多発テロが起こり、これまでの日常がずっと続いていくとは限らない、という不安や焦りに駆られて、『ホームページビルダー』で悪戦苦闘しながら、「自分のサイト」をつくったのです。 正直、あれから20年以上も、ネットで文章を書いて、公開しつづけることになるとは思ってもみませんでした。 当時はまだアンダーグラウンドというか、「日常では言えないような話を『王様の耳はロバの耳』とばかりにネットに書いて、誰かにみてもらう(ことを期待する)」時代で、不倫日記とか仕事の内情を明かす日記とかも少なからずありました。 いまや、ネットでの不用意な発言は危険であることが周知され、「ネットでは日常生活よ

    人生が終わるとき、自分のブログやSNSは、どうなることを望むのか?
    koogawa
    koogawa 2022/05/09
    あの日からmixiの最終ログイン日がずっと更新されなくなった同僚を思い出した
  • 本当に価値のあるグルメ体験とは何か

    つい先日、取締役がコンプライアンス意識皆無のマーケティング戦略を披露し、大炎上した某牛丼チェーン。 すでに各メディアが総力を上げて問題を指摘しているが、当人が笑いながら話したとされる言葉の中で、筆者がとりわけ気になったのは次の部分である。 「男に高い飯を奢ってもらえるようになれば、(牛丼は)絶対べない」*1 役員の身でありながら、すがすがしいまでの自社商品に対する低評価。 それはともかく、この方の脳内には「高い飯」=「美味いもの」という固定観念が歯石のごとくこびりついているように思える。 そこで突然ではあるが、皆さまにひとつの問いを投げかけたい。 「当に価値のあるグルメ体験とは何か?」 それはやはりTVで紹介された有名店とか、捕れたての魚をわしてくれる店とか、そういうところのメシではあるまいか。 ……といった思いを持たれる方がいたとしたら、自分はこう反論したい。 「どれだけうまいもの

    本当に価値のあるグルメ体験とは何か
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    koogawa 2022/04/27
    “エヴァンゲリオン1號機のような体型にグラサン、ロン毛というインパクト系の40代である” ヒゲさんが気になって仕方がない