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ブックマーク / masanork.hateblo.jp (8)

  • テレビを乗っ取りつつあるWii - 雑種路線でいこう

    AcTVilaのやりたかったことってWiiニュースチャンネルが一番うまく実装しているとは思っていたのだが、Wiiが当にテレビと連携するようになるとは。これでニコニコ動画とかIPTVの端末となるチャンネルもつくって地上波とネットとがシームレスに競争する世界になると面白い。 ところでゲーム機のライフサイクルってテレビに組み込めるくらい長い気がするんだけど、どっかWii内蔵テレビとか出さないかな。プレステ3のソニーが外れて、あるとすれば東芝か松下かシャープだが、自前のSoCに投資しておらずAcTVilaと距離を置いているシャープが命かな。そういえば昔ツインファミコンとかつくってたし、といっても単体で各社のテレビとキッチリ連携しているのだから、組み込む意味あまりないか。 Wiiリモコンの仕掛けはテレビ向けポインティングデバイスとして命だと思うんだけど、それを切り出してライセンスするよりは、テ

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  • 絶望の果てに - 雑種路線でいこう

    わたしはMiAUとは意見を異にしているが、白田氏や津田氏、八田氏といったMiAUの面々が著作権について深く勉強され、状況によっては建設的な提案のできる常識人であると信ずる。彼らがMiAUを通じて活動家に転じたのは、まさに岸氏が指摘するような「現行著作権法の抜改正がすぐにはできない」という絶望の中で、権利者の代弁をする論客は数多あれど、ネット利用者を代弁する論客はいないではないか、否ブログスフィアには数多いるのかも知れないが平場に出てきていないではないか、という問題意識からであろう。 彼らが絶望の上で利用者としてのポジショントークを意図的に演じている以上、彼らに権利者への「思いやり」を期待するのは筋違いだ。そして最終的に現行著作権法の抜改正、例えばフェアユースの導入による事前規制から事後紛争解決への転換を志向するにしても、諸外国をみても例がなく、新たな既得権益として制度改革を阻害する虞の

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  • 機械語が分かると。。。 - 雑種路線でいこう

    機械語を巡るid:shi3zさんの人気エントリから、id:hyoshiokさんがx86の高速化技術に話を振るとは思わなんだ。キャッシュコヒーレンシの話がプッツリ終わっているところとか微妙というか、なんとなく浮いている気もするが。まあ確かにSMPになるとパイプラインと違って最適化コンパイラ任せにできないし、プログラマが意識せねばならないことが増える。いまどきWindowsLinuxも、その辺をきっちり意識しているが、お陰で初学者には取っつきにくくなってしまった気もする。"Lions’ Commentary on UNIX (Ascii books)"とか読むと、大昔のUNIXってすげーシンプルだし。GOTO文とかも結構あって最初はギョッとしたけどね。 ところで命令をμOPSに落として云々という記事を初めて読んだのは10年くらい前に米BYTE誌のPentium Pro解説記事でだったか。まだ

    機械語が分かると。。。 - 雑種路線でいこう
  • ソフトバンクのVodafone買収が引き金を引く携帯コンテンツと国産携帯端末事業の統廃合 - 雑種路線でいこう

    ソフトバンクがVodafoneと国内携帯電話事業について買収交渉を行っていることを認めたようだ.この買収が成立するかどうかは未知数だが,仮に成立すれば携帯電話市場が激変するだけでなく,携帯コンテンツ事業者や国産携帯端末事業の再編に繋がる公算が大きい.ここへきて「はてしない物語」から「神話の終焉」に転落する可能性が出てきたのだ.*1 もともとVodafoneになってから英国社主導の経営が日市場にそぐわず,周りから「voiceだけfone」と揶揄されたり,優秀な人材が1年〜半年前くらいからだいぶソフトバンクに引き抜かれていたので,どうするんだろうなとみていたら,思いのほか早く音を上げたことに少々びっくりしている. この買収交渉は圧倒的にソフトバンク優位というか,写メールの開発者はじめキーパースンを事前にソフトバンクが引き抜いていることもあってVodafoneの事情は全てソフトバンク側に筒抜

    ソフトバンクのVodafone買収が引き金を引く携帯コンテンツと国産携帯端末事業の統廃合 - 雑種路線でいこう
  • 雑種路線でいこう - インフラただ乗り論やバックボーン不足論の虚妄

    不思議な議論だ.地方の零細プロバイダって,まだあるんだっけ.あってもインフラは大概アウトソースしてるよね.テレホーダイとかフレッツとかブロードバンドとかで潰れるべき零細プロバイダはとうの昔に潰れて名前だけプロバイダのまま顧客管理業に徹してるんだから,誰も困らないのですよ.技術革新についても,WDMの波長多重数であれルータの処理能力であれ,すごく困るほど低迷している訳ではない.京都議定書との絡みで,消費電力をどうするとか細かい問題はあるけどね.だいたい,インターネットはもともとベスト・エフォートというくらいで,パイプのどこかが詰まったところで遅くなるだけのことだ.*1 いまさら従量課金なんか,どこもやらないでしょう.面倒だし,みんなが一斉にやらないと従量課金に移行した事業者から顧客が逃げるだけだし,一斉に従量課金にシフトしようものなら,独占禁止法に抵触してしまう.よしんば苦しいキャリアが何社

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  • 技術を活かすための競争戦略 - 雑種路線でいこう

    id:mkusunok:20060129:techstrategyで触れた内容について少し掘り下げてみる。これは歴史の勉強をした後の感想のようなものに過ぎないので、今後もこの通りにやれば成功するという意味ではない。ただ、何をやってはいけないか、という参考にはなるだろう。ベンチャーにとって大事なことは、先行する大企業に先行優位性を発揮させないこと、そしてより大きな技術力や資力を持った後続企業に真似されても差別化し続けられる仕組みをつくることだ。 価格はマーケットインで決めよ これは大企業のイノベーションでよくあることだが、R&Dに大変な金額をかけた割に市場がそれほど大きくない、だから価格を上げてしまおうという失敗である。Xerox StarとかToken RingとかHiSWANaが典型的だ。これらは研究開発予算を正当化するために商品化され、それが素晴らしい革新的なものであることを社内に説

    技術を活かすための競争戦略 - 雑種路線でいこう
  • 誰も持ち得ない戦略技術がない世界の競争戦略 - 雑種路線でいこう

    梅田さんは「技術志向の経営」を、誰も持ち得ない「戦略技術」を通じた差別化を指向する経営と定義している。けれども、世の中にそうそう真似できないものなんかない。WindowsとOffice、Googleの検索エンジン、AppleのiPodだって、そう真似の難しいものではないだろう。WindowsとOfficeよりもVisiCorpのVisiOnが先だったし、GoogleよりもAlta VistaやInktomiが先だったし、iPodよりも無数のMP3プレーヤが先にあった。彼らが成功してからも、二匹目の泥鰌を狙って無数のウィンドウシステムとOffice Suite、分散システムやページ間関係にフォーカスした検索エンジン、シンプルな操作性と斬新なデザインのMP3プレーヤは登場している。 結果的に競争を勝ち抜いた彼らは、よほど卓越した技術を持っていたのだろうか。そうではない。どこにも真似できない技術

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  • さまざまな憂鬱とわたし - 最初から悪意の黒幕なんかいない(かも知れない)という話

    昨日今日と相変わらず「きっこの日記」に振り回され気味なんだけど、この視点は大事。邪推を捨てて、ものすごく好意的に仮説を立ててみよう。木村建設も総研も最初は欠陥建築をつくるつもりなどなかった。優秀な構造設計事務所が、地震係数の低い地域で鉄骨70Kg以下でも耐震基準を満たしたホテルをつくった。彼らが東京に進出したとき、地震係数の違いも小間の多いホテルと開放的な間取りのマンションとの違いも分からずに「広島のホテルではできたんだから」とか何とかいって、同じ鉄骨量を別の構造建築士に押し付ける。 建築士のスキル不足か、間取りや地震係数の違いからかは分からないけど、どう計算しても基準に収まる設計ができない。けれども建設会社は経験から「できないはずはないんだから」といい、鉄骨の減らし方も具体的に提案してくる。建築士は最初こそ「できないものはできない」と突っぱねても説得できず、宥めすかし脅かされて、いわれて

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