展覧会のキーワードは「89件の国宝」と「150年の歴史」だ。 “国宝”と“歴史”を軸に「東京国立博物館の国宝」と「東京国立博物館の150年」の二部構成となる。 東博の所蔵品はおよそ12万件。このうち所蔵の国宝89件に加え、重要文化財24件を含む選りすぐりの計150件の作品を特別展で公開する。 東博の国宝所蔵数は、一つの博物館としては国内最大のコレクション。内訳は以下の8分野に及び、日本の国宝(美術工芸品)のおよそ1割を占める。 絵画(21件) 書跡(14件) 東洋絵画(4件) 東洋書跡(10件) 法隆寺献納宝物(11件) 考古(6件) 漆工(4件) 刀剣(19件) これら89件の国宝を一定期間に一挙公開することは、東博150年の歴史でも初めてのことだ。 博物館では通常、文化財の保存と公開の両立を図るため展示品の公開期間を制限している。そのため、およそ1年〜数年間のサイクルで分野ごとに数点ず
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