世界最大手のハンバーガーチェーン、米マクドナルドは4日、組織再編や直営店の削減を柱とする再建計画を発表した。 消費者の健康志向の高まりに適応した新興他社へ顧客が移ったことや、ヒット作不足で、日本以外でも業績悪化に苦しんでいる。 ◆管理体制 スティーブ・イースターブルック最高経営責任者(CEO)が発表した計画では、管理体制を〈1〉米国〈2〉英国やフランスなど成熟市場〈3〉中国やイタリアなど高成長市場〈4〉その他――とこれまでの地域別から市場の状況別に分ける。 その上で、世界店舗数の1割弱にあたる直営3500店舗をフランチャイズ経営者に売却し、フランチャイズ店舗の割合を2018年末までに現在の81%から90%に引き上げる。一連の改革で、約3億ドルのコストを削減するとした。