出足こそ覚束なかったが、米アマゾンの音声認識技術「Alexa」がテクノロジーの世界で大きな成功を収めようとしている。 米電子商取引大手のアマゾンが人工知能に基づく音声アシスタント「Alexa」を市場投入したのは、同社が大きな躓きを経験した直後のことだった。同社は「Fire」を引っ提げてスマートフォン市場での成功を目指した。だが、その目論見は外れ、2014年末には1億7000万ドル(約194億6000万円)に上る損失処理 を強いられた。アナリストはFireを史上最悪のスマホだと酷評した。 Fireの失敗は、自社のモバイル・プラットフォームを開発するとのアマゾンの夢を打ち砕くかに見えた。アップルがiPhoneを世に送り出し、アルファベット(旧グーグル)が検索エンジンGoogleで世間を席巻するのを見て、アマゾンは、ライバル企業の技術を介すことなくユーザーと直接つながる方法を必死に探した。 アマ
![アマゾンが目指すソフトの覇権:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/21725d549f3342de86ba40de186477074b6c8a6b/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fatcl%2Fopinion%2F15%2F108556%2F012500007%2Fshoulder.jpg%3F__scale%3Dw%3A100%2Ch%3A137%26_sh%3D0e00e60c90)