六ケ所村のむつ小川原港で5月に保護され、青森市の浅虫水族館で飼育していたゴマフアザラシのメスの赤ちゃんが26日から同水族館で公開され、来館者の人気を集めている。 生まれて間もなく保護されたとみられ、当初は衰弱して体重も8キロ程度だった。その後順調に回復し、生後4〜5カ月となった今は倍近い体重があるという。飼育員の間では「ゴマちゃん」と呼んでいる。 人懐っこい性格で、水槽に人が近づくとそばに寄ってじっと見つめてくることも多く、その愛らしい姿を写真にしようと、カメラを向ける人が絶えない。29日に野辺地町から家族と来た蛯名翔琉(かける)君(4)は「面白い顔をしてた」と話し、何度も水槽を見ていた。